赤いガラス

ガラス素材の色は、ガラス素地を作るときに金属による酸化・還元で発色させています。

安価でたくさん普及している板ガラスなど、少し透かして見ると薄く緑がかってみえるのは、ガラス素地を作る際の成分の中に酸化鉄が含まれていてそれが発色しているのです。ガラスの色の発色は『光の混色(加算混合)』と似ていて、緑に対して補色である赤を発色する金属を加えれば、透明に近づきます。

その赤を発色させる金属は、銅・金・セレンなど。酸化・還元での発色なので、洗っても漂泊しても色落ちはありません。ただし、酸化・還元は素地作りの段階でできるので、出来上がったガラスにはできないのです。

ごくごくたまに、下記写真のような色を見て同じように着色してほしいというご希望をいただくのですが、こういった理由でできないのですね。ガラスが出来上がった後の着色についてはこちらでまとめました

切子などに使われる真紅の深い赤を発色させているものは銅が多く、ガラス職人さんは銅赤と呼んでいます

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