日別アーカイブ: 2016年2月13日

ガラスの色

ステンドグラスなどにもみられるように、
ガラスの色に魅せられる方はとても多いです。

ですのでガラスに色がつけれるのだろうということで、
着色を希望されることも時折あります。

ガラスに色をつけるのは、大きく分けて2つ。

1つは成型時(焼成時)
ガラス素地を溶解する際に色を化学反応で発色させる金属類を入れる方法です。例えば、金属なら銅をいれると赤いガラスの出来上がり。
この方法だと、色落ちもなく、ガラス本来の透明度申しなくことがありません。
同じく成型時にちょっとした模様をつけることもでき、色のもととなる小さな粒状の色ガラス(ペレット)などをつけるんです。
ステンドグラスはほぼこの方法で作られてます

もう一方は、ガラスが成形されたあとのこと
ガラスが成形されて冷却された後なので、着色となります。
科学的に金属を真空蒸着させる方法もありますが、これは専用のものが必要で、一般に個別でするとなるとアクリルや金彩での描彩、彫ったところへの顔料やラッカーでの着色など。金彩は昔からある洗練された手法ですが、様々な色を使うとなると顔料やラッカーしかありません。
こうなると一気にチープなイメージになるんです。そして、特にラッカーなどは経年劣化もあるので、あまりお勧めはしていません(使用される目的にもよりますけどね)

ところで、色ガラスといえば
伝統工芸である切子は、成型時に発色させたもの。
それを2層以上でガラス素地を構成しています。
このガラスは『被(き)せガラス』と呼ばれているもので、1層目を作って冷却し、またその上に層を重ねるという、とても手のかかったもの。そうして出来上がったガラスをまた丁寧にカットし、さらに磨いていくため、とても高価になります

私たちが手掛けるサンドブラストによる彫刻工芸は、この切子に使われる材料と同じガラス素材を使うこともあります。
残念ながら切子のような歴史はなく、現代にできた工芸のため、あまり見られる機会は少ないです

被せ ラウンド
らうんどしましょ♪