日別アーカイブ: 2018年3月14日

ミスディレクション

昨日の本音の話に続いて、今度は本音を言う側のお話です。

人には建前や見え、あるいは思いやり?などもあって、なかなか本音は言えません。本音を聞いてもらいたい時でさえ、なかなか言い出せず、会話の最後になってやっとぽつぽつと話すなんてことを経験された方もあるのではないでしょうか。自分の感じたことや思ったことが相手を傷つけるとなれば、なおさら言えないですよね。

ただ、人は秘密を持つと話したくなる性質を持っているようで、ついつい無意識のうちに本音をもらしてしまうこともあるのです。つまり、本来は嘘はつけないものなんですね、人って。

ですが、相手の目をそらせる方法があります。
それがミスディレクション
ミスディレクションはマジシャンが『観客の気をそらす』手法として使っているものです。手や視線、身体の動き・セリフによって相手の意識をコントロールする方法や、相手の思い込みや常識を逆手にとって目にしたものとは違うものを信じ込ませる方法です。

なんだか言葉で説明すると難しいので、マジシャンの使うミスディレクションの動画をシェアいただきます

マジシャンだけに鮮やかな手法なのですが、相手の注意をそらすことで相手に答えを想像させるので『嘘をつく』必要がありません。嘘をつくならずっとつき続けなければならず心の負担にもあるでしょうし、嘘をついたことさえ忘れてしまったら矛盾だらけになって相手の信用も失ってしまいます。

例えば、いつものメンバーとメンバーの親戚の運営している中華料理の店に行ったとします。
そこで出された料理は塩辛くて脂っこい。昔の自分ならおいしくいただけていたような料理で、周りのみんなはおいしそうに食べています。いつもなら目っぱい食べているのに、お腹はすいていても箸がすすみません。そんな様子をそのお店の親戚であるメンバーが「おいしくないの?」と聞いてきます。
正直に言えば角が立つ、かといってお腹が痛いとか調子が悪いといった嘘はつきたくない。そこで、今日遭遇したミスやその時に感じたやるせない思いなどを真剣に話します。そうしているうちに、メンバーは「あー、それだから調子悪いのだろう」「今日は気分がすぐれず食がすすまないんだ」と勝手に想像します。

話をそらすのは相手に思い込んでもらうことがポイントなので、聞かれたことに対して真正面から答えるのではなく、違う視点でのお話をします。ミスディレクションは慣れないと少し難しいかもしれませんが、嘘で取り繕うことは必要はなくなります。

友達の秘密を守ったり、相手への気遣いの時に使える方法ですが、大した理由もなく使うのはあまりおすすめできないものです

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