カテゴリー別アーカイブ: 3.ガラス

ガラスの気泡

グラスにとってもこだわっている方の中には、ガラス素地に小さな気泡が入っていることを機にされる方があります。1点の曇りもない澄んだ素地は気持ちの良いものですものね

この気泡ができる原因は、小さな不純物。溶解したガラスのもとの中に不純物などが入ると、ガスが発生してガラスに泡が入ります。
様々なガラス素地を作る炉ではこれは避けられないそうで、まったく不純物のないものを作るには同じ素地だけを作るように管理するしかないというお話を伺いました。炉の管理も大変ですね。ほかのものを作れないとなるとその素材でできるものだけ…それだけにお値段も高額になるのでしょう。

こう書くと気泡が悪者に観えてきちゃいますが、気泡って人気あるのですよ。
どこか懐かしさを醸し出すものであったり、アート性のあるガラス技法まで確立されてます。
不純物によるガスの発生を利用して、わざと木片などを入れるのですが、これによりちょっとした装飾ができます。作家さんによっては、宇宙のような世界観を表現したり、水中の神秘的なものを表現したり、アート御性の強いものまで手掛けられてます^^

泡ガラス

 

バカラのクリスタル素材

バカラは相も変わらず人気ですね。

商品として挙げてないのに、時折注文が入ります。
日本で不動の人気のあるバカラですが、昔は結構なお値段のものばかりで、おいそれと普段には使えなかったものです。ところが、数年前からお手頃価格の1万円ぐらいのペアグラスも販売されるようになり、以前に比べ気軽に使えるようになったんですね。

とはいえ、やはりバカラの魅力は、最高級のレッド(鉛)クリスタルで丁寧に作られた素地。そのおかげで透明度や輝きぐあいは最高です。それを最大限に引き出す素晴らしいカット。なので厚みのあるグラスのほうがその魅力が存分に味わえるような気がします。

鉛害を気にされる方もありますが、人体に影響のあるとされる比率以内のものです。
最高級のレッド(鉛)クリスタルは、やっぱり美しい。
敏感な方にはお勧めはできませんが、こういうオブジェ系なら良いかもですね

バカラ オーガスタ

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お酒をおいしく飲めるグラスの条件

おいしいお酒をいただくときの条件にグラスの形状があります。理由は様々で、その一つにワインや日本酒など香りを楽しむものはその形状によって香りたちも変わるからという大きな要因があります。なので形状は無視できないところですが、口部も大切なポイントとなります。

グラスの飲み口が薄いものを求められている方も多いのです。薄いほどにお酒の味をダイレクトに味わいやすいもの。でも薄すぎると割れてしまうなんてこともあるのです。

プラスティック?と思うほどにかなり薄造りのグラスでお酒を提供しているバーのマスターからお話を伺ったことがあります。
ちょっと酔いが回ってきて噛んで割っちゃう人もいるのだとか。薄造りのグラスは、決して安価なものではありません。薄いだけに取り扱いも難儀するし、すぐ割られるし、、、それでも薄いグラスで提供するのは、それだけお酒の味に自信があるのかもしれないと思い、さらに聞いてみると、それもあるけれど、おいしいお酒をおいしくいただいてほしいのだということでした。プロですね!

ということで、薄造りのグラスは、前述の理由からおすすめ。
ですが、贈り物となると、又考えが必要なのです。
もう6,7年ぐらい前のこと、薄いグラスをもらったという方から、厚みのあるものに変えてほしいとの電話が入りました。理由をいろいろうかがうと「割れそうで怖い」「手入れに困る」「もらったものを割るわけにはいかない」ということでした。もっとたくさんの理由を伺ってますが、取り扱いに難儀しているようだったのです。

残念なが他社で購入された名入れもないグラスのようで、希望には添えなかったのですが、このことがあって薄造りのグラスを持っている人にヒアリングしたところ、お手入れに難儀している人が思いのほか多かったのです。

その反面、自分ではなかなか買わないので、いただいたことをきっかけに、薄造りにはまっているという人たちもいました。

余裕があるなら、プレゼントする相手のライフスタイルを伺って、ベストなものをプレゼントしたいところですね

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1.5mmほどあれば、安心です

母の日 & 父の日のペアグラス

今年の母の日はゴールデンウィーク明けの8日

例年より少し早く第二日曜日が来るため
準備が間に合わないなんてことありそうですね。

オーダーメイドは、ちょっとお日にちかかってしまうため
もう8日には間に合いませんが
まだご両親への贈り物を決めかねているなら
母の日と父の日をあわせて
ご両親へ感謝を贈ってみませんか?
母の日には少し遅い
父の日には少し早い
特別なご両親への感謝デー

あなただけの記念日です。

お名前などの短い言葉しか入りませんが
丈夫で使い勝手もいいし
何よりも思いが込められていると
毎年喜ばれているロングセラーです(^^)

母の日& 父の日のペアグラス
母の日&父の日に てびねりネームタンブラー

自分のデザインがパーティションに

写真を整理していて見つけました。
トールペイントをされている方からの依頼で、自分のデザインしたものを台所の目隠しに使いたいとのことで製作したものです。自分でデザインされたものだと愛着もいっぱいでしょうね♪

自分でデザインしたものなんて無理むりっーという方が多いのですが、私は書でもデザインでも気軽に書いてみることをお勧めしてます。
それまでは筆ペンすらほとんど持ったことがなく無理無理―って言ってた方が、今は自身の書を使ったアイテムでビジネスされてますし、絵なんて描けないといってた方のイラストいりメッセージグラスがちょっとシュールでポイントついてていい!と評判になったらしいんです。後者の方の絵のシュールさは、描きなれてないためのものなんですが、それが妙に味があるんです^^

このバラのデザインは繊細で上品でかなり書き込まれているプロの方なのだと思わせるような素敵なものですが、子供さんの絵がとんでもなく素敵なアートになったりもするんですよ
変にかっこよく描こうとするよりも子供のように無心に表現してみるほうが素敵なアートになるはずです

建築ガラス2

 

ちなみに、これは水はね防止もかねてなので、全体に彫って、彫り面をタペストリー加工(酸処理)しています。タペ加工すると若干透明度が戻り、でも目隠しになるぐらいの半透明差なので安心。しかも通常のサンドブラストの彫りっぱなしでは多孔質になったところが汚れが沈着しやすいのですが、多孔質な小さな突起を酸で弱めているので汚れの沈着も防げるんです。

↓ コーキングしているところです(ピンボケだけど)

コーキング準備2

グラスの水垢とり

長い期間使っていると、丁寧に洗えど、くすみはとれず。
漂白剤に浸けても、全く改善されないなんてこともあるのではないでしょうか?

漂白剤に浸けてもとれない汚れは水垢が原因のことが多いです。
これはウォータースポットといって
水に含まれるミネラル成分などの付着が蒸着していったものです

こういった水垢は、アルカリ性のため酸が必要。
酸で溶けるように熱いお湯にクエン酸を多めに溶かして
一晩浸け置きして洗えば、きれいになります。

このとき気を付けることは
ガラス類は耐熱以外はほぼ耐熱温度差は60度まで
そのため、熱いお湯のままグラスをつけることはNGです。
60度の温度差がでないように
グラスを4,50度ぐらいに一度温めてからつけるか
クエン酸を溶かした湯が少し冷めるまで待ってつけます。

クエン酸は薬局で数百円で市販されてますが、お酢でもOK
お酢をお湯に多めに入れて(2,3倍に希釈)浸け置きしてみてくださいね
上記でもきれいにならない場合は、無数の傷が入っている可能性があります。
傷が割れの原因にもなりやすいので、傷が深ければ使用を中止しましょう

ガラスの傷の対処法

グラス洗浄

ガラスの色

ステンドグラスなどにもみられるように、
ガラスの色に魅せられる方はとても多いです。

ですのでガラスに色がつけれるのだろうということで、
着色を希望されることも時折あります。

ガラスに色をつけるのは、大きく分けて2つ。

1つは成型時(焼成時)
ガラス素地を溶解する際に色を化学反応で発色させる金属類を入れる方法です。例えば、金属なら銅をいれると赤いガラスの出来上がり。
この方法だと、色落ちもなく、ガラス本来の透明度申しなくことがありません。
同じく成型時にちょっとした模様をつけることもでき、色のもととなる小さな粒状の色ガラス(ペレット)などをつけるんです。
ステンドグラスはほぼこの方法で作られてます

もう一方は、ガラスが成形されたあとのこと
ガラスが成形されて冷却された後なので、着色となります。
科学的に金属を真空蒸着させる方法もありますが、これは専用のものが必要で、一般に個別でするとなるとアクリルや金彩での描彩、彫ったところへの顔料やラッカーでの着色など。金彩は昔からある洗練された手法ですが、様々な色を使うとなると顔料やラッカーしかありません。
こうなると一気にチープなイメージになるんです。そして、特にラッカーなどは経年劣化もあるので、あまりお勧めはしていません(使用される目的にもよりますけどね)

ところで、色ガラスといえば
伝統工芸である切子は、成型時に発色させたもの。
それを2層以上でガラス素地を構成しています。
このガラスは『被(き)せガラス』と呼ばれているもので、1層目を作って冷却し、またその上に層を重ねるという、とても手のかかったもの。そうして出来上がったガラスをまた丁寧にカットし、さらに磨いていくため、とても高価になります

私たちが手掛けるサンドブラストによる彫刻工芸は、この切子に使われる材料と同じガラス素材を使うこともあります。
残念ながら切子のような歴史はなく、現代にできた工芸のため、あまり見られる機会は少ないです

被せ ラウンド
らうんどしましょ♪

ステム付きのグラスのお手入れは

おいしいワインやシャンパンをいただくときのグラスは
とても薄くステム(脚)もかなり細いものが多いです。

そこで困るのがお手入れ。

ちょととしたことで割れそうで、おっかなびっくりになってしまい
挙句が棚の肥やしに…

せっかくのグラスも使わなければもったいないです。

以下のお手入れポイントに気をつけて、是非おいしいワインライフを

  • ワイングラスをすぐに洗えない場合は、ワインがこびりつかないようにカップに水を張っておきます。
  • 他の食器と一緒に洗わず、グラスだけで1脚づつ洗います。
  • 洗浄剤は、きれいに洗い流します。
    (アルカリ性のものが残ると、くすみの原因になり、落ちません)
  • 軟水を使います。水道水は軟水です。
    ミネラルを多く含む硬水は水あかの原因になります。
    万一、水垢ができたときは、酢につけて洗います。
    (水あかは、とてもとりづらいものなので、つかないようにご注意)
    グラスの水垢とり
  • ワイングラスのカップとステム(脚)をそれぞれ持ち、絶対にねじったりひねらないように!
    洗浄時やグラスを拭く時に、このひねりで割る例を多く聞きます
  • ワイングラスを拭く布は、毛羽立ちがないもので無香の石鹸で洗った柔軟剤を使用してないものを用意。直接手で触れないように2枚の布を使って拭きます。
    柔軟剤は油が付き、香料のある石鹸は匂いを残してしまいます。
  • ぬるま湯で(45度ぐらいまで)洗うと、汚れも落ちやすく又水滴もとりやすくきれいに拭くことができます。グラスの温度が下がりすぎると、ふきとりが難しくなります。
  • 保管する棚は、できれば木製のものがお勧めです

ワイングラスを拭くときは、引き足ではなくカップ部を持ちます
引き足を持つときはこの写真のようにカップ部に指をホールドして
カップと引き足にひねりの力が加わらないようにします
ワイングラス拭く

飲酒のペースはグラスの形状で変わる?

お酒が大好きで、飲みが楽しみという人が周りにたくさんいます。
下戸の私はその楽しみがさっぱりわからないのですが
とっても楽しそうに飲むので、一緒に楽しめます(^-^)

でも、飲んでいるときはいいとして
若い頃のようにはいかないらしく
翌日に影響することが多々あるようです。

ついつい楽しくて飲んじゃうのでしょうが体は大切な資本。
なんとかならないものでしょうか

ビールを薄めるとか、上げ底のあるようなグラスにするとか
ビールを薄めちゃうのは、ばれて意味なさそうですが
グラスならば何とか細工ができるかも?

と、そんなことを思っていた時に面白い記事を見つけました。

お酒が進む原因をグラスの形状にあるのではと考えて
ブリストル大学の博士が面白い実験をしています。
みなさんは、
まっすぐストレートのグラス
カーブのあるフルートグラス
どちらが、お酒が進むと思いますか?

ソフトドリンクだとグラスの形状が違っても
飲み干すまでの時間はほとんど変わらないのに、
ラガービールだとなんと2倍以上も早くなるという
結果が出たのです。

カーブのあるフルートグラスのほうです。

この結果から、どの程度の量を飲んだかがわかりにくいからではと
考えた博士は、それを証明するための実験もしてます。

結果は、自分のペースを知っていると思ってても
どれくらい飲んだかがわかりにくいグラスだと
ついついペースが速くなるとのこと。

つまり、形状がカーブがあったり
複雑であればあるほど、飲みすぎてしまうってことですね
ということは、グラスの形状が複雑なお店のお酒の
消費量って、相当多いのかも??

ほどほどのお酒を楽しく飲めるといいですね

Two glasses and mug of light beer

追記:
お酒を飲むとき、
アルコールの吸収を抑えてくれる枝豆を おつまみにするといいと
以前に書いたことがありますが、トマトも相当によい実験結果が出ています。

トマトがアルコールの代謝になんらかのかかわりがあるらしく、
血中のアルコール濃度が大きく低下。

トマトを使ったお酒、レッドアイとかブラッディマリーとか
先人は知っていたのかもしれませんね。

グラスの保管方法

一年で一番寒い大寒が近づくにつれ
寒さが増してきています

大寒を超えると日もすこーしづつ長くはなってきますが
いかんせん、気温は低い日が続きます。

グラスがもっとも割れやすいのはそんなとき。
通常グラスは温度差60度まで耐えれますが
温度差だけでなく空気圧も気を付けないといけない場合があります。

少ない事例ではあるものの
キャビネットに保管していたグラスが割れたということを伺いました。
おそらく工場でとても丁寧で均一に製造された成形品だと思います。
均一の口部を下に向けるとキャビネットの棚とぴったりくっつきます。
温度差でできた露が棚とグラスの口部に回り込み
密封されてしまった状態で、外気との温度差ができたためだと考えられます。

また、繊細な薄手のグラスは
下に向けて保管すると口部に負荷がかかりやすく、
倒れたり割れたりする恐れもあります。

グラスを洗った後、布巾の上に下に向けて水切りした場合も
キャビネットに保管する場合は、できれば上を向けたほうがおすすめです。

下に向けると埃から守れますし
形状によってはそのほうが安定感のあるグラスもあります

いずれにしても、保管場所・グラスの種類、形状などそれぞれに利点はあるので
より安定・安心して保管できる方法でどうぞ

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追記:グラスを上に向けたほうが運気が入りやすいという説があるみたいです