カテゴリー別アーカイブ: 7.縁起

蔓の縁起

事務所近くの大きな家の奥さまは庭の手入れが日課。
ベランダの柵にはわせたツタの葉はこの陽気であっという間に柵が見えないほどに。でもこまめに手入れされてるので、とても美しいのです。

ツタの繁茂力はすごいですよね。
蔓系のものはその繁茂力や強く絡み合いながらも、どんどん伸張することから隆盛繁栄、子孫繁栄のシンボルとして、 またその生命力の強さから長寿などの縁起に、それに「 縁をつなぐ 」とも言われて重宝されているモチーフで、アトリエピジョンでもよく使用されているのです。

唐草模様も蔓系ですね。ということで、身近なものを見渡してみると、蔓系のものがかなりたくさんありました。知らないうちに縁起もらってたかもしれません(*^^*)

和ガラスセット ほおずき
和ガラスセット(ガラス彫刻工芸作家:東條裕志氏作)

 

ハスの花をお祝い事で使えるの?

ロータス
ハスの花が見事な時期になりました。
ハスの開花時にポコッと音が鳴るのだと聞いて、以前早朝からハスの開花を見に行ったことがありました。そうしたらなんと聞こえたのです! でも、これ随分後になって聞かされたのですが、ポコッという音は開花音ではなくカエルが水に入った音だとか、水中で茎が鳴る音だとからしく、開花音はならないということでした。開花音って何年も信じてたのですけどね…(^_^;;)
今は動画がたくさん出回ってて、開花時を見ることができます。ほかの花同様、ゆっくりゆっくり開いていますから、音はなりそうにありませんね

えー、前置きが非常に長くなりました。

ハスの花をお祝いごとに使えるかどうかについてです。

ご質問いただいた方が心配されてたことは、縁起の良いレンコンとは違って蓮の花はどこか縁起の悪いイメージがあるということでした。私もそんな印象を持っていますが、蓮の花は縁起が悪いということではないのです。ただ、仏様を象徴するため蓮の花が弔事に使用されるために縁起が悪い印象になってしまうことにあるようです。ところが、インドではとても縁起の良い花なのですね。この違いは日本では仏教が死者を弔うためのものという意識が強いからとのこと。

日本では、前述の理由から縁起の良い花であっても慶事にはそぐわないと思われることもあるようです。とあるホテルでハスの花を飾っていたら、お客様からクレームがついてさげたという話があります(未確認情報ですが)。ですので、特にしきたりを重んじる方へのお祝い事としては避けたほうが良いかもしれません。

ちなみに日本を出ると最も縁起の良い花として重宝がられているインドをはじめヨーロッパでも縁起の良い花として結婚のお祝いでも喜ばれているそうですよ。

仏具
仏具(花器と線香立て)

八相縁起のカエル

虫たちが活動しだす啓蟄ごろは
とってもとっても寒かったのですが
春分の日を迎え、陽射しがやわらかく
春の香りもいっぱいで心地よいです。

そんな中、カエルちゃんの小さな鳴き声が聞こえました。
カエルというと
かなり苦手とする方と
熱烈なファンが両極なモチーフです。

八相縁起でとてもよいものではあるのだけど、
苦手な人にとっては反応に困る贈り物になるかもしれませんね。
ちなみに私は大っ好きです(聞かれてない…)

カエルの縁起の意味は

  • 子孫繁栄、豊穣・・・子供をたくさん産むことから
  • 旅行安全など・・・必ず自分の産まれた池に戻ってくることからとも、語呂で無事カエルとか
  • 無病息災・・・害虫を食べてくれる
  • 飛躍前進・・・その強靭な後ろ足と跳躍力はすごいですよね
  • 繁栄・・・子供を産むことや金カエルの語呂からも

などなどと、様々です。
カエルの名称の語源が、帰るということもあり
語呂による縁起もうなづけるものがありますね。

10.10インテリアミラー夫婦カエル 2
インテリアミラー 夫婦円満かえる ガラス彫刻作家:元木庸子作
 

10.10インテリアミラー夫婦カエル 1

桃の節句と命の形代

起源は古代中国から。
平安時代に日本に伝わり上巳の節句に 紙の人形を作り、体を拭いて人形に穢れを移し、川に流して健康と厄除けを願いました。この人形が、上流階級への贈答品となります。宮中の紙の着せかえ人形で遊ぶ「ひいな遊び」が発展し、やがて室町時代には武家社会へと広がり、流し雛にする質素な紙の人形ではなく高価な調度品の「雛人形」となっていきました。 このころには節句の日が3月3日に定着します。

災厄をうけてくれる形代のもののため、おさがりではなく一人一人に用意します。
雛人形はとても高価なものが多いですが、元の意味を考えると紙の人形でも良いようにも思います。

ちなみにガラスや陶器は災厄を引き受けるものとして結婚のときなどに、わざと割るといったならわしもあるのをご存知でしょうか?

先日お客様と震災のことを話したときのことです。
当時はまだアトリエピジョンは存在すらありませんでしたが、私は震災地である芦屋にいました。私の住んでいたマンションは昭和代のバブル前に建造されたものでかなり丈夫だったのか、周りのほとんどが半壊・全壊という中、ほぼ何もなく無事でした。(後々水道管に問題がありましたが)
ですが、揺れは相当大きかったので、ほとんどの食器・ビン類は木っ端みじんに
お客様も同じで、震災にあったため、コレクションしていたジノリ、バカラ、マイセンなどの食器や高価な壺・花瓶がほぼ全滅だったそうです。

これを機にお客様はどうしても大切な器類は箱にしまうようになったということですが、別のお客様は大切にしていたガラスたちが私たちの災厄を全部引き受けてくれたとおっしゃってたのです。

手をかけて作ったものが、簡単に割れてしまうのはとても悲しいことです。
でも命に代えることができるのなら、それほどうれしいことはありません。命の代償としてはどんなに手をかけたところで、足りないぐらいですから。

なので、「ぜひ、使ってください」とお伝えしました。

桃の節句PHF
ガラスのフォトフレーム

ふくろうの縁起はいろいろ(中国では悪い意味も)

縁起物のひとつ、ふくろう。贈り物のモチーフとして人気のあるものです。

近年はふくろうカフェなどの人気で、とっても親しみやすいペット(といっていいのでしょうか?)としても人気出てますね。ふくろうがまん丸の目でじっと見ている姿頭を撫でてもらってうっとりしている姿がなんともキュートで癒されます(*^^*)

そんなふくろうについての縁起には日本だけでなく海外でもたくさんのいわれがあります。
まず、漢字からみると

  • 不苦労・・・苦労知らず、苦労をしない、難を免れる
  • 不苦老・・・苦労なしに歳を重ねる
  • 福老、富来老・・・豊かに年をとる
  • 福籠、福来郎・・・福を呼ぶ、福を籠に一つにまとめる

など様々な意味が込められてます。

またヨーロッパのほうでは、古代ギリシャの都市の守護神アテナ(ローマ神のミネルバと同一とも)に使える鳥で闇を見通す力をもつ神秘鳥であり知性や文芸の神様として大切にされていたようです。メキシコでは富の象徴なんだとか

そして、ふくろうのその特性は、ぐるりんと頭を回転して広い視野を見渡せたり、夜に目が利き、感度は人の100倍。聴力も人の3倍もあるようです。そういったことから、先を見通し未来を切り開く力があるとして、新時代の到来を予言する鳥と考えられています。

ただし、中国の方への贈り物として、フクロウは両局面の意味を持ちあわせているため考える必要があります。
縁起の良い意味では、悪魔払いの益鳥とされていて、幸福を呼ぶ鳥とか知恵の神様とも
縁起の悪い意味では、冬至や夏至にフクロウを張り付けにする習慣があったことで「邪悪の象徴」として縁起が悪いものとされました。

縁起のよしあしも気になるところですが
ふくろうの子どもの可愛らしさの前では必要ないかも?
ふくろう好きさんに喜ばれているグラスです。
オプションで名入れやメッセージも入れるからか、母の日や誕生日プレゼントととしてよく売れてます。
↓↓↓

ふくろうグラス
ふくろうグラス