カテゴリー別アーカイブ: 7.縁起

2018年戊戌は変わり目の年

あけましておめでとうございます

良き年を迎えられたことと思います。
2018年の今年は、戊戌(つちのえいぬ)。
戊(つちのえ)は土の兄とも書き、「土」の性質をもちます。戌(いぬ)もまた「土」の性質をもつもので、比和と呼ばれる同じ性質の組み合わせであります。

そう、今年はまさに土の年なんですね。
五行思想での土は、万物を育成し保護する性質をもち、四季の移り変わりの象徴となっています。これは五行思想にある季節(春は木、夏は火、秋は金、冬は水)にあてはめられたもので、春夏秋冬のそれぞれの季節の変わり目を担うのが土ということになります。

この変わり目である戊戌2018年は、とても重要な年となりそうです。

前回、戊戌を迎えた60年前も大きな変化の節目となった年でした。

変わり目に大切なことは、新しく生まれ変わるためには何かを捨てる必要があるということ。手がふさがれた状態では新しいものはつかめませんものね。

ということで、捨てる勇気をもって、変化を受け入れます。

皆様にとって、良き変化の年となりますように

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七日帰り

私はよく誤字をしてしまいます。メールを送信する前に確認をするようにしているのですが、急ぎメールを送っている時は、確認が甘く、やらかしてしまいます。昨日もまたやらかしてしまいました。

そんな私のミスメールはこんな感じ。

『26日着で発送します。26日着でご都合の悪い場合は・・・』

と書くところを
『26日着で発送します。7日着でご都合の悪い場合は・・・』

意味不明ですよね(滝汗)
ですが、お客様の素敵な切り返しで、七日帰りのエピソードをお伝えくださり、私の心がホッと温まりました。相手のミスを話題に切り替える心配り、なんと素晴らしいことか。見習いたい思いでいっぱいでした。

こういうことがあるといつも思うのは、ギフトを贈る人って心配りの天才なんじゃないかということ。相手を喜ばせたい思いがいっぱいですからね。お客様から教えられることは多く、勉強させていただいてます。感謝しかないです。

けれど、そもそもはミスが原因。まずはミスチェックは確実に!と自分に言い聞かせてます

ところで、七日帰りというと、昔はよく聞いていてお産の時や少し長めの旅行に行くなら6日か8日にして7日で帰ってこないようにねと言われたものです。病院からの退院時も同じですね。久々にこの七日帰りの言葉をうかがって、少しネットで調べてみました。

七日帰りの起源のようなものは質問コーナーで答えられたものが1つあったのみで未確認ではありますが、仏教思想の日本ならではの考え方のようです。人は亡くなると直ぐにあの世に行くのではなく、この世への執着から数日ごとに戻ってくると信じられていました。これを続けているとあの世にいけなくなってしまいお化けと化します。死後7日毎に閻魔大王の裁きを受けるのだそうで、その救済に初七日、二七日、三七日、、、四十九日と七日毎に法要をとり行うのですね。

ということで、死者が帰ってくることを連想させる七日帰りは忌み嫌われるようになったと考えられてるそうです。なるほど納得です。三月帰りも同じようなものかな。。。また、次回に調べてみます

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一陽来復

一陽来復とは冬至の別称

冬至は、一年で一番日が短い時です。これ以上短い日はないということは、言いかえれば、ここからは日が長くなっていくということです。これは易にある語で陰が極まって陽が生じることからで、他にも悪いことが続いた後で幸運に向かうこととしても使われてますよね。ちなみに「易」は、変化を意味します。

ということで、本日22日の冬至は、一年の計を立てるのに最適な日なのだそうです
 
 
 
ところで、冬至の過ごし方は、柚子湯につかる・小豆粥やカボチャを食べるなどがありますね。地域によっても違うようですが、皆さんはどのような過ごし方をされるのでしょうか
 
私はというと、柚子を手に入れ損ねたので、カボチャを食べて1年の計を立てます(^^)v

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雀の縁起

どこでも見かけることのできるなじみの深いスズメ。あまりに身近過ぎて縁起が良いのだとなかなか気づかないかもしれません。

  1. スズメの縁起
    • 厄をついばむ「厄除け」 災難を食べつくして「家内安全」
    • 子孫繁栄・一族繁栄・五穀豊穣
    • 寿徳・福徳・財徳が備わる
  2. ふくらスズメ
    寒い冬時はふっくらとした 冬毛でもこもこのかわいらしい姿に。その姿と名前から

    • 福良(良い福をもたらす)
    • 福来(福が来る)
      などと漢字が当てられ、富と繁栄の意味が込められています。 これも単なる当て字だけではないようです。昔、お百姓さんにとって雀は米を食べに来る有難くない存在でした。でも、豊作の年であれば、雀が食べる程度の米に、そんなに目くじらを立てる必要もないと、お百姓さんも太っ腹な気持ちになります。つまり、太った雀は「豊かさ」の象徴だったんですね。

      その豊かさの象徴である「ふくら雀」を帯結びとして娘の背中に背負わせて成人を祝います。娘が食べるものに困らずに、豊かな一生をおくれますようにとの願いが込められてます

  3. 竹と雀
    竹は常緑の色を失うことなく、風雪に耐えるたくましい生命力と、 まっすぐに伸びる成長を表現し、雀は子孫 繁栄・一族繁栄・五穀豊穣の象徴とされ、縁起が良い図柄とされています。 家紋に竹に雀が多くあるのもこの意味からです
  4. 成長鳥
    鯉が滝を登り切って龍となる登竜門のように、雀にも似た縁起があります。 害虫を食べ、豊作の手助けをする雀は鳳凰の雛という言い伝えがあるのだとか。 雀が育つと鳳凰になるのだそう。

    ちなみに龍は人が大好きで雲を従え雨を降らします。鳳凰は人の性格を見定め、栄誉ある人々や親切な人々を祝福します。龍は万民に、鳳凰は人を選ぶってかんじですね


 

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鯉の縁起

鯉をこよなく愛しているのだと鯉そのものに惹かれる方。
竜門伝説の鯉の滝登りが就任された先方に重なって良いからいう方。
社長という大役に 就かれた方に、高い志を持って、まさに「鯉登」のようにとの思いをから適切だと考えられた方などなど

ご依頼いただく理由は似てても、一つ一つに込められる思いが違い、お伺いする度に形にしていく責任をひしひしと感じます。


縁起の話ーーーーーー

鯉が縁起物であるのは、古くは古代中国の夏の時代の伝説によります。
禹は大洪水の後の治水事業に失敗した父の後を継ぎ黄河の氾濫をくい止め、その功績が認められ、のちに夏王朝を建国します。禹が治水した黄河の竜門を遡った鯉が昇天し龍になったのです。この伝説から後漢の終わりころ出世する関門を登竜門と呼ぶようになったのです。
鯉が跳ねると、吉兆というのは、これが由来です。
縁起としては「鯉の滝登り」が立身出世のシンボルで、また強く長寿であることも特徴ですね

日本では端午の節句に男の子の健康と立身出世を願ってお祝いをする習わしがあります。江戸時代の武家で始まったものでいわゆる外飾りというものです。

ところで滝を登り切り、晴れて龍となると、今度は龍の成長があります。最古の経典である易経に記されている龍の話です。まだ時機を得ず、認められていない時代。この時期は潜龍と呼ばれる時代で確固不抜の志を確認するとき。見龍、君子終日乾々の時代、躍龍とそれぞれの時を迎え、飛龍となって雲を引き連れて雨を降らしていくのです。雨は人々にとって必要不可欠のものです。留学もを引き連れは目を降らすさまは、部下たちがリーダーに伴って社会に貢献していくのと同じ姿です。そんな素晴らしいリーダーもいつかは亢龍の時を迎えます。でも高みに上りすぎようと部下がついてこれないほどに独裁になると、早々に失墜し亢龍の時を迎えてしまいます。
(参考:『人生に生かす易経』竹村亞希子氏著より)

いつも応援してくれる人、ついてきてくれる人がいることを心にとめる。その意識があると誰もついてこれないほどに上ろうなどとは思わないでしょう。そして、鯉の時代の初心も忘れない。そんな思いをこめて作ってます(^^)

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蔓の縁起

事務所近くの大きな家の奥さまは庭の手入れが日課。
ベランダの柵にはわせたツタの葉はこの陽気であっという間に柵が見えないほどに。でもこまめに手入れされてるので、とても美しいのです。

ツタの繁茂力はすごいですよね。
蔓系のものはその繁茂力や強く絡み合いながらも、どんどん伸張することから隆盛繁栄、子孫繁栄のシンボルとして、 またその生命力の強さから長寿などの縁起に、それに「 縁をつなぐ 」とも言われて重宝されているモチーフで、アトリエピジョンでもよく使用されているのです。

唐草模様も蔓系ですね。ということで、身近なものを見渡してみると、蔓系のものがかなりたくさんありました。知らないうちに縁起もらってたかもしれません(*^^*)

和ガラスセット ほおずき
和ガラスセット(ガラス彫刻工芸作家:東條裕志氏作)

 

ハスの花をお祝い事で使えるの?

ロータス
ハスの花が見事な時期になりました。
ハスの開花時にポコッと音が鳴るのだと聞いて、以前早朝からハスの開花を見に行ったことがありました。そうしたらなんと聞こえたのです! でも、これ随分後になって聞かされたのですが、ポコッという音は開花音ではなくカエルが水に入った音だとか、水中で茎が鳴る音だとからしく、開花音はならないということでした。開花音って何年も信じてたのですけどね…(^_^;;)
今は動画がたくさん出回ってて、開花時を見ることができます。ほかの花同様、ゆっくりゆっくり開いていますから、音はなりそうにありませんね

えー、前置きが非常に長くなりました。

ハスの花をお祝いごとに使えるかどうかについてです。

ご質問いただいた方が心配されてたことは、縁起の良いレンコンとは違って蓮の花はどこか縁起の悪いイメージがあるということでした。私もそんな印象を持っていますが、蓮の花は縁起が悪いということではないのです。ただ、仏様を象徴するため蓮の花が弔事に使用されるために縁起が悪い印象になってしまうことにあるようです。ところが、インドではとても縁起の良い花なのですね。この違いは日本では仏教が死者を弔うためのものという意識が強いからとのこと。

日本では、前述の理由から縁起の良い花であっても慶事にはそぐわないと思われることもあるようです。とあるホテルでハスの花を飾っていたら、お客様からクレームがついてさげたという話があります(未確認情報ですが)。ですので、特にしきたりを重んじる方へのお祝い事としては避けたほうが良いかもしれません。

ちなみに日本を出ると最も縁起の良い花として重宝がられているインドをはじめヨーロッパでも縁起の良い花として結婚のお祝いでも喜ばれているそうですよ。

仏具
仏具(花器と線香立て)

八相縁起のカエル

虫たちが活動しだす啓蟄ごろは
とってもとっても寒かったのですが
春分の日を迎え、陽射しがやわらかく
春の香りもいっぱいで心地よいです。

そんな中、カエルちゃんの小さな鳴き声が聞こえました。
カエルというと
かなり苦手とする方と
熱烈なファンが両極なモチーフです。

八相縁起でとてもよいものではあるのだけど、
苦手な人にとっては反応に困る贈り物になるかもしれませんね。
ちなみに私は大っ好きです(聞かれてない…)

カエルの縁起の意味は

  • 子孫繁栄、豊穣・・・子供をたくさん産むことから
  • 旅行安全など・・・必ず自分の産まれた池に戻ってくることからとも、語呂で無事カエルとか
  • 無病息災・・・害虫を食べてくれる
  • 飛躍前進・・・その強靭な後ろ足と跳躍力はすごいですよね
  • 繁栄・・・子供を産むことや金カエルの語呂からも

などなどと、様々です。
カエルの名称の語源が、帰るということもあり
語呂による縁起もうなづけるものがありますね。

10.10インテリアミラー夫婦カエル 2
インテリアミラー 夫婦円満かえる ガラス彫刻作家:元木庸子作
 

10.10インテリアミラー夫婦カエル 1

桃の節句と命の形代

起源は古代中国から。
平安時代に日本に伝わり上巳の節句に 紙の人形を作り、体を拭いて人形に穢れを移し、川に流して健康と厄除けを願いました。この人形が、上流階級への贈答品となります。宮中の紙の着せかえ人形で遊ぶ「ひいな遊び」が発展し、やがて室町時代には武家社会へと広がり、流し雛にする質素な紙の人形ではなく高価な調度品の「雛人形」となっていきました。 このころには節句の日が3月3日に定着します。

災厄をうけてくれる形代のもののため、おさがりではなく一人一人に用意します。
雛人形はとても高価なものが多いですが、元の意味を考えると紙の人形でも良いようにも思います。

ちなみにガラスや陶器は災厄を引き受けるものとして結婚のときなどに、わざと割るといったならわしもあるのをご存知でしょうか?

先日お客様と震災のことを話したときのことです。
当時はまだアトリエピジョンは存在すらありませんでしたが、私は震災地である芦屋にいました。私の住んでいたマンションは昭和代のバブル前に建造されたものでかなり丈夫だったのか、周りのほとんどが半壊・全壊という中、ほぼ何もなく無事でした。(後々水道管に問題がありましたが)
ですが、揺れは相当大きかったので、ほとんどの食器・ビン類は木っ端みじんに
お客様も同じで、震災にあったため、コレクションしていたジノリ、バカラ、マイセンなどの食器や高価な壺・花瓶がほぼ全滅だったそうです。

これを機にお客様はどうしても大切な器類は箱にしまうようになったということですが、別のお客様は大切にしていたガラスたちが私たちの災厄を全部引き受けてくれたとおっしゃってたのです。

手をかけて作ったものが、簡単に割れてしまうのはとても悲しいことです。
でも命に代えることができるのなら、それほどうれしいことはありません。命の代償としてはどんなに手をかけたところで、足りないぐらいですから。

なので、「ぜひ、使ってください」とお伝えしました。

桃の節句PHF
ガラスのフォトフレーム

ふくろうの縁起はいろいろ(中国では悪い意味も)

縁起物のひとつ、ふくろう。贈り物のモチーフとして人気のあるものです。

近年はふくろうカフェなどの人気で、とっても親しみやすいペット(といっていいのでしょうか?)としても人気出てますね。ふくろうがまん丸の目でじっと見ている姿頭を撫でてもらってうっとりしている姿がなんともキュートで癒されます(*^^*)

そんなふくろうについての縁起には日本だけでなく海外でもたくさんのいわれがあります。
まず、漢字からみると

  • 不苦労・・・苦労知らず、苦労をしない、難を免れる
  • 不苦老・・・苦労なしに歳を重ねる
  • 福老、富来老・・・豊かに年をとる
  • 福籠、福来郎・・・福を呼ぶ、福を籠に一つにまとめる

など様々な意味が込められてます。

またヨーロッパのほうでは、古代ギリシャの都市の守護神アテナ(ローマ神のミネルバと同一とも)に使える鳥で闇を見通す力をもつ神秘鳥であり知性や文芸の神様として大切にされていたようです。メキシコでは富の象徴なんだとか

そして、ふくろうのその特性は、ぐるりんと頭を回転して広い視野を見渡せたり、夜に目が利き、感度は人の100倍。聴力も人の3倍もあるようです。そういったことから、先を見通し未来を切り開く力があるとして、新時代の到来を予言する鳥と考えられています。

ただし、中国の方への贈り物として、フクロウは両局面の意味を持ちあわせているため考える必要があります。
縁起の良い意味では、悪魔払いの益鳥とされていて、幸福を呼ぶ鳥とか知恵の神様とも
縁起の悪い意味では、冬至や夏至にフクロウを張り付けにする習慣があったことで「邪悪の象徴」として縁起が悪いものとされました。

縁起のよしあしも気になるところですが
ふくろうの子どもの可愛らしさの前では必要ないかも?
ふくろう好きさんに喜ばれているグラスです。
オプションで名入れやメッセージも入れるからか、母の日や誕生日プレゼントととしてよく売れてます。
↓↓↓

ふくろうグラス
ふくろうグラス