『ジャネーの法則』というのはご存知でしょうか?
19世紀のフランスの哲学者ポール・ジャネによるもので、主観的に記憶される年月の長さは年少者にはより長く、年長者にはより短く評価されるという心理的現象です。よく歳をとると時間が経つのが早く感じるというアレです。ジャネーによると50歳の1年は体感的にはその1/50となり、体感的には20歳で人は人生の半分を終えているとのこと。
数字だけを見ると結構ショッキングですが、元気な60歳ぐらいの方にお話を伺うと、40,50代よりも今のほうが時間が長く感じるというのです。ジャネーの法則に当てはまらないその方は、毎日いろいろなところに出かけ、できるだけ多くの人と話をする、そして新しいことを常に始めるようにしsているのだそうです。
20歳ぐらいまでは毎日が勉強も含め、毎日が新しいことの連続。そこから年齢を重ねるにつれ、仕事も同じことの繰り返し、新しいことに触れる機会が少なくなってくるものです。
こうしてみると、ジャネーの法則は、現在進行している体感時間ではなく振り返ってみたときの過去の主観的な時間の長さというのがよくわかります。
人生を豊かに過ごすため、たくさんの人と出会い新しいことにチャレンジし続けたいですね
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