6月は陰暦で夏(4~6月の三ヶ月)の終わりの月にあたります。そのため、夏の暑さや終わりを感じさせる異名が多いのですが、現代でも通じるものもあるので、手紙などに添える言葉にうまく取り入れることができるといいですね(^^)
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- 水無月(みなづき)– 田んぼに水を引き始める月であることから。「無」は「の」にあたる連体助詞「な」で「水の月」
- 水張月(みづはりづき)– 田んぼに水を張る月であることから
- 水月(みなづき・すいげつ)
- 涸月(こげつ)– 梅雨が明けて水が涸れてなくなる月
- 青水無月(あおみなづき)– 青葉の茂るころから
- 建未月 (けんびげつ)未月(びげつ)未の月(ひつじのつき)-古代中国では、北斗七星の柄の先が真下の北の方角を指す月(冬至のある11月)を十二支の最初である子をとって「建子月」とし、順に「建丑月」・・そして6月を「建未月」としました。「建」の文字は「建す(おざす)」で、北斗七星の柄を意味し、そのあとの十二支は方角と季節を示します。
- 弥涼暮月(いすずくれづき)– 涼しい暮れ方の月という意味
- 炎陽(えんよう)– 照りつける夏の太陽。また、夏のこと
- 大六月(おおろくがつ)– 小六月(ころくがつ)は、十月
- 温風(おんぷう)– 陰暦の晩夏に吹く、あたたかい風
- 風待月(かぜまちづき・かざまちづき)– 暑くなり、風が待ち遠しい月
- 季夏(きか)– 晩夏。「季」は、四季の終わりや末を意味する
- 季月(きげつ)
- 窮夏(きゅうか)– 夏の終わり。「窮」は行きつくすの意
- 極暑(きょくしょ・きょくしょ・こくしょ)極暑月(こくしょげつ)– 酷暑
- 溽暑(じょくしょ)蒸暑(じょうしょ)– 湿気が多く、蒸し暑いこと
- 暑劇(しょげき)暑月(しょげつ)– はげしい暑さ。酷暑
- 積夏(せきか)–
- 大夏(たいか)–
- 終夏(しゅうか)晩夏(ばんか)終夏(しゅうか)暮夏(ぼか)末夏(まつか)– 夏の終わりのころ
- 晩月(ばんげつ)末月(まつげつ)–
- 庚伏(こうふく)– 陰陽五行説で季節的に最も暑い時期にあたる「三伏(初伏・中伏・末伏)」の数え方が夏至または小暑の後の庚(かのえ)の日をそれぞれ初伏・中伏・末伏という
- 三伏之秋(さんぷくのあき)– 夏の土用を初伏・中伏・末伏の三伏に分けて言う
- 亢陽(こうよう)– 厳しい日照りのこと。大地・大気が熱し切る気候をいう
- 鶉火(じゅんか)– 古代中国天文学における天球分割法「十二次」の一つで西から星紀(丑にあたる)に始まり、鶉火小暑・大暑に当たる
- 林鐘(りんしょう・はやしのかね)– 中国音楽のひとつで、十二律の8番目の音
。日本の黄鐘(おうしき)に相当する。 - 涼暮月(すずくれづき)– 涼しい暮れ方の月という意味から
- 蝉羽月(せみのはづき)– 蝉の羽のように、透けそうな薄い着物を着ることからいう
- 徂暑(そしょ)– 暑さが落ち着くころ「徂」は去る、しぼむ、衰えるの意
- 祖暑(そしょ)– 夏の暑さ
- 田無月(たなしづき)–
- 長夏(ちょうか)– 夏の盛りの日の長いころ。昼間の長いころの夏
- 常夏(じょうか・とこなつ)常夏月(とこなつづき)– 夏のような暑さが続くことから
- 遯月(とんげつ)– 易の卦(け)で「遯」は6月に配されることから
- 夏越の月(なごしのつき)– 夏越の祓(なごしのはらえ)が行なわれる月
- 鳴神月・鳴雷月(なるかみづき)– 雷鳴が多い月から。鳴雷月(めいらいつき)
- 波達羅盈月(はだらえづき)– 天竺五精舎で使われる月名。盈月は、新月から満月に至るまでの間をさす。『婆達羅鉢陀月(西域記)』
- 伏暑(ふくしょ)– 酷暑の時期
- 伏月(ふくげつ)
- 松風月(まつかぜづき)– 風を待つ月。暑くなり、風が待ち遠しい月
- 皆尽月(みなしつき)– 田植え等の農作業が終わり、みなしつくしたというという意味から
- 皆無月・皆月(みなづき・みなつき)–
- 皆熱月(みなづき・みなつき)–
- 熱月(ねつげつ)
- 小暑(しょうしょ)– 陰暦の二十四節気。夏至(げし)から十五日目、新暦では7/7ごろ
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- 全く由来がわからないもの。
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- 葵月(あおいづき)
- 陽氷(ようひょう)
- 熱月(ねつげつ)
- 長列(ちょうれつ)
- 旦月(たんげつ)
- 則旦(そくたん)–
- 且(しょ)且月(しょげつ)– 同意語(焦月)
- 焦月(しょうげつ)
- 永夏(えいか)
- 火老(かろう)
由来には当たり前ですが歴史があって、これだけでドラマができるかもと思うものもあり。調べがつかないものは、またおいおい調べて掲載しようと思います。ご存知の方がいらっしゃればコメントなどでご伝授いただけると嬉しいです