1月の異名 -睦月、霞初月、建寅月、早緑月、初空月ー

1月の良く知られた異称は「睦月」。その他にも多くある異名の由来を調べてみました。1月は【1年や月のはじまり】【年の端】など始まりを表す言葉「初、元、始、首、肇、春、太郎など」が多く使われています。

    • 睦月(むつき、むつみづき、ぼくげつ、むつびづき、むつびのつき、むつましづき)-睦(むつ)び月や、睦まじい月が語源と言われ、身分や年代や性別関係なく老若男女が集まって睦びあう月から
    • 霞初月(かすみそめつき)霞初 (かすみそめ)-陰暦正月の異称。『霞初月-げにもはや山風さむみふる雪のその名ばかりやかすみそめ月 [随筆 藻塩草(1513年室町)より]』
    • 暮新月(くれしづき)-陰暦の異称。暮らしを始める月から。対月は「暮古月」
    • 太郎月(たろうづき)-物事の一番最初の意をもつ太郎から
    • 建寅月 (けんいんげつ)寅月(いんげつ)寅の月 (とらのつき)-古代中国では、北斗七星の柄の先が真下の北の方角を指す月(冬至のある11月)を十二支の最初である子をとって「建子月」とし、順に12月を「建丑月」、1月を「建寅月」としました。「建」の文字は北斗七星の柄を意味し、そのあとの十二支は方角と季節を示します。寅月は春のはじまりを表す異称でもあります。
    • 王春(おうしゅん)春王 (しゅんおう)-歴史書春秋に隠公元年が「春王正月」の句ではじまることから。「春」は一年のはじまり「王」は周の文王の正朔を表す。王者の治めている天下の春という意味。
    • 新春 、開春早春初春 、初春月 (はつはるづき)-陰暦の春のはじまりにあたることから。陰暦の春は寅月・卯月・辰月にあたる
    • 解凍 (かいとう)-七十二候第一候の 「東風解凍」より。東風(こち)はまだ冷たさの残る早春の風で、春を告げる風とされています
    • 花晨 (かしん)-花の咲いた朝を表す言葉から
    • 元月 (げんげつ)元つ月(もとつつき)-はじめの月のこと。
    • 献歳 (けんさい)-新しい年が進み来ることから。「献」は進む意で、新年を指す。『初元啓レ暦、献歳登レ春。天地行レ仁、動植霑レ恵(続日本紀‐正月辛丑より)』
    • 献春 (けんしゅん)-春のはじまりに春をたたえる意から。
    • 歳始 (さいし)歳首 (さいしゅ、せいしゅ)、歳初 (さいしょ)-年のはじまりを表す。「歳」は月日などの時間の経過や1か年を意味します。
    • 肇歳 (じょう[ちょう]さい)肇春 (じょう[ちょう]しゅん)肇年 (じょうねん[ちょう]ねん)-年のはじまりを表す。「肇」は、はじめる、入り口をあけて物事をはじめる、ただすなどを意味します。
    • 始月 (しげつ)-はじまりの月のこと。「始」は物事のはじまりや起こることを意味します。
    • 始和 (しか・しわ)
    • 早緑月 (さみどりづき)-陰暦正月の異称。このころからしだいに、木や草の緑が増えてくることから。
    • 三陽 (さんよう)-正月をいう。 三陽は、中国の古代医学で経絡の経の名を陰陽で表した陰三陽のこと。「易」では卦の中の三つの陽爻(こう)が揃ったものを正月とし、この月に天と地の気が完全に入れ替わると見ています。これらにもとづき、「三陽」は「正月」の異称として用いられるようになりました。
    • 首歳 (しゅさい)首春 (しゅしゅん)歳首 -年の始め。年首。年頭。
    • 正月 (しょうがつ)-年が始まる基準月(=正)だとして見た一か月のこと。新年を祝う年頭の7日間を正月ともいう
    • 端月 (たんげつ)端春(たんしゅん)開端(かいたん)-秦の始皇帝の名「政」と正月の「正」が同音なので避けた為、始めの意である「端」をとったことから
    • 上月 (じょうげつ)-一年の最初の月の意
    • 上春 (じょうしゅん)-春のはじめ。または陰暦の正月のこと
    • 初節 (しょせつ)-一年の最初の月・季節の意
    • 初陽 (しょよう)-春のはじめ。または陰暦の正月のこと。朝日。日の出の意味も
    • 初月 (はつつき)-初めの月。1月,正月。 陰暦でその月に初めて出る月も初月という
    • 年初 (ねんしょ)初年 (はつとし)
    • 年初月 ・年端月 (としはづき)-年頭・年始にあたる月
    • 規春 (きしゅん) -一年の最初の月。「規」にはきまり、きめたことなどの意
    • 陬月 (そうげつ、すうげつ)-年始にあたる月。「」は隅の意
    • 青歳 (せいさい)青春 (せいしゅん)-年始を表す。「青」は未熟の意
    • 青達 (せいたつ、せいだつ)
    • 正陽 (せいよう)-一年の最初の月。陰暦の4月の異称でもある
    • 泰月 (たいげつ)-「泰」は六十四卦の一つ「地天泰」で、一月に配される。泰は「通じる」の意。
    • 大簇・太簇 (たいそう・たいぞく)-1月の異称で、「簇」には集まるという意味があり、一月には一族が集まるということから。また、中国音楽十二律の一つで下から3番目の音にあたる。
    • 子日月 (ねのひづき)-陰暦正月の異称。随筆「藻塩草」に正月の異名とせりとあることから
    • 初空月(はつそらづき、はつぞらづき)-年が改まって初めての空の意から。また、初空に月が出るから『雪は猶ふるとなしがら立つ春は冴えにしままの初空の月(蔵集より)』
    • 初見月 (はつみづき)
    • 初花月初春月
    • 発歳 (はっさい、はっせい)発春 (はっしゅん)発月 (はつつき・はつげつ)
    • 甫月 (ほづき)甫年 (ほねん)-「甫」には「苗を育てる平らな畑」という意
    • 孟陬 (むつき・もうすう)-「孟」は初め、「」は隅の意。
    • 孟春 (もうしゅん)-春の初まり。
    • 孟陽 (もうよう)-陽春のはじめ季節
    • 陽春 (ようしゅん) -陰暦の正月の異称。陽気のみちた暖かい春
    • 元会 (げんかい) -年頭に君主が臣下などから受ける新年拝賀の儀式「元会儀礼」を行うことから
    • 三微月 (さんびづき) -正月の異称。微月は細く輝く月をいう。三日月より早い2日の月はほとんど見ることができず、三日月は最初に見える月であるため、新月初月などとも言うことから
    • 主月歳 (しゅげつさい)-年始の美称
    • 良節 (りょうせつ)
    • 華歳 (かさい)
    • 夷鐘 (いしょう)
    • 律月 (りつげつ)
    • 条風 (じょうふう)
    • 眤月 (むつき)
  • 番外編
    • 春浅 (しゅんせん)-春の季語から。立春後いまだ冬の気配が濃く残るころをいう季節 。
    • 芳春 (ほうしゅん)-花の盛りの春。春をたたえていう言葉
    • 正朝(せいちょう)-(正旦)と同意語1月1日の朝の事。
    • 三朝(さんちょう)-年の朝、月の朝、日の朝を兼ねる意から。元日の朝。元旦。また、宮廷で燕朝・内朝・外朝の三つの意ミスる説もあり、月日の始めを表します。
    • 祝月(いわいづき)斎月(いみづき、いわいづき)-1月、5月、9月の異称で、特に心身を忌み斎 (い) み慎む月と考えられたことから。斎月の1日に、身なりを整え祝ったり参拝したりしました。
    • 履新(りしん)、-履端 (りたん)、履新は新年のことで履端は元旦を指す。「」には一歩一歩踏みしめる。着実に行うという意があり、はじまりを表す言葉。「履新の慶」など
    • 青陽 (せいよう)-春の異称。五行説で青を春に配するところから特に「初春」をいう。

由来には当たり前ですが歴史があって、これだけでドラマができるかもと思うものもあり。調べがつかないものは、またおいおい調べて掲載しようと思います。ご存知の方がいらっしゃればコメントなどでご伝授いただけると嬉しいです

434/1000

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください