足るを知る者は富み、強めて行う者は志有り

日々使っている言葉に「満足する」というのがあります。満足するというのは文字通り『満ち足りる』もの。それに大きく感情がかかわってきます。物質的に満ち足りていても、心が満たされなければ、満足という言葉は出ないからです。

心が満たされるためにはたくさんのハードルがあります。
たった一つのミスが台無しにすることもあるけれど、小さな思いやりが心を満たしてくれることもあります。

満足しないものに、足るを知りなさいという言葉をかけるのを耳にすることがあります。「足るを知る」だけを辞書で引くと、ないものねだりせずにあるもので満足しなさいよ的な意味がほとんど。でも、満足というものは心が満たされなければ得られるものではないのですよね。足るを知るは老子の言葉の一部なのですが、本来はこんな意味ではなかったと思うのです。
 

知人者智、自知者明
勝人者有力、自勝者強
知足者富、強行者有志
不失其所者久 死而不亡者壽 by 老子

人を知る者は智、自ら知る者は明なり
人に勝つ者は力有り、自ら勝つ者は強し
足るを知る者は富み、強めて行う者は志有り
その所を失わざる者は久し 死して而も亡びざる者は寿し

 
「足るを知る」が記されている原文と書き下し文です。この書き下し文を、いろいろ調べもって解釈してみました。人を知るものは智慧をもち、自分自身を知るものは智慧を超えた明がある。人に勝つものは力を持っているが、己に勝つものは本質的な強さを持っている。本質を知り有ることを知るものは真に豊かで、足ることを知ったうえで努力を続けるものは志を持っている。これを知り本質を見失わないものは長じ、たとえ死んでもその志は亡びないものは本当の長寿。

お客様を満足させることができるものは自分の中にあり、それをよく知って努力をし続ける必要があるってことなのだろうと理解しました。でもまずは、人を知る者は智が始まり。ギフトをする人やその相手、その思いも含めて理解することから始まるのでしょうね

ご満足いただけるよう頑張ります

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