餞別と土産の由来

取引先やご親戚など訪問時のご挨拶に、手土産をご依頼いただきます。お客様からの「手土産」という言葉にふと思うことがありました。そもそも土産というのは土地の特産品を指す言葉。ガラスのオーダーメイドギフトなので、土地の特産品とはいえませんね(^^;)

で、何気に「みやげ」の語源が気になり調べてみました。

昔、農民たちにとって伊勢神宮参拝はわずかに許された村の外に出る機会でした。ところが、参拝には時間もお金もかかります。ですので、気軽にお伊勢さん参りができたわけではないのです。そこで参拝に出かける人がいれば、餞別を渡して自分の祈願を頼みます。参拝者は「宮笥(みやけ・みやこけ)」というお札を貼る板や箱を村人に持って帰ります。

これがお伊勢講と呼ばれる仕組みで、出資者を集めて代表が伊勢参りに行くといったものなのですね。また、このときの出資が餞別の由来ともなっています。そして、持ち帰った宮笥がお伊勢参りに行ったぞーという証。もうお分かりの通り、宮笥が土産の語源です。

こうして伊勢参りがはやり、伊勢神宮ではいつしか参拝客目当ての出店が増えていきます。これらの品々も含めて「みやけ(げ)」と呼ばれるようになりました。土地の特産品などを扱っていることから、「みやげ」に「土産」という文字があてられるようになったのだそうです

「土産」は、そのままだと読めない当て字。知らなければ読めないですもんね

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