ピエタに見る愛のカタチ

多くの芸術家が作品に用いたピエタ。特にミケランジェロの作品が有名で教科書でも掲載されているので誰しもが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか

ピエタ(Pietà)はイタリア語で哀れみや慈悲を意味する言葉で、十字架から降ろされたイエス・キリストの遺骸を抱いて、わが子の死を嘆き悲しむ聖母マリアの姿をモチーフにした彫刻や絵画などをいいます。(参考Wiki)

このピエタという言葉の語源はラテン語の敬虔を意味するピエタス(pietas)にあり、敬虔とは特に神仏などに深く敬いつつしむさまのこと。とすれば、わが子の死としてより神の子キリストへの畏敬の念を表したものと考えるものなのでしょうか。もしくはどちらも・・・

私自身はキリスト教徒でもなく子供もおりません。ですので、このことについて言及するなとお叱りうけそうですが、このお姿こそ生あるものの全てに共通する愛のように感じてます。つい先日、バッファローがライオンの餌食になりかけたところ仲間が見つけライオンを追い払う動画を見ました。次々と仲間たちが寄ってくるのですが、時すでに遅しで餌食になりかけたバッファローは命を落としてしまいました。それを嘆き悲しんでいるかのようなバッファローの姿を見て、思い出したのです。

ピエトロ大聖堂のものは、聖母マリアのお顔が慈愛に満ちた表情がなんとも美しいもの。やはり深い愛を感じずにはいられません。それにしてもミケランジェロってすごいなー


サン・ピエトロ大聖堂のピエタ(ミケランジェロ)

ミケランジェロが手掛けたピエタは4つ
でもピエトロ大聖堂のピエタ以外は未完成なのだそうです。
4つも手掛けてたの、初めて知りました(@@)

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