六曜とカレンダーとその意味

冠婚葬祭で配慮する六曜(ろくよう・りくよう)
六曜とは、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6つで構成される暦上のものです。大安や仏滅を気にされる方は多いですよね。その日の吉凶を判断するもので、月の満ち欠けや二十四節気のような天文学的なものではなく占い的なものです。

その始まりは中国で、戦に向け一日の吉凶ではなく時間の吉凶を知るために発案されたものです。その名残が今も受け継がれています。ただし、中国で使われていたものとは違って、基本は「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の順で繰り返されますが、カレンダーに割り振る際、旧暦の1日にあてはまる六曜が決まっているため1日には強制的にリセットされるような単純計算でできたもの。リセットされた後は、また旧暦1日から決まった順序で六曜が並んでいくというわけです。

例えば旧暦の8月1日(新暦9月10日)は「友引」と決まっています。前日は赤口なので順番通りならば9月10にちは先勝。ですが、先に決まっているため9月10日の友引から順通りとなります。

占い的要素だけでなく、どこか帳尻合わせ的な要素もあって、六曜の信憑性は低いかもしれません。また、最近では六曜自体がカレンダーにない場合も多いです。

とはいえ、昔ながらの風習を大切にされる方にとっては六曜はやはり大切なもの
ギフトは相手への心配りの一つですから、先様が大切にされていることであわせることもありでしょう


■六曜のそれぞれの意味

  • 先勝(せんしょう・さきかち・せんかち)
    午前が吉、午後が凶。なるべく先まわりして行動することが良しとされる。万事に急ぐことが良い日。
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  • 友引(ともびき)
    朝晩は吉、正午のみ凶。「友を引く」ということで葬式は行わない。その他の事では何事も引き分けで勝負のつかない日。
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  • 先負(さきまけ・せんぷ)
    午前が凶、午後が吉。勝負事や急用はなるべく避け、万事控え目が良い。
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  • 仏滅(ぶつめつ)
    物事が終わる(滅する)日。特に婚礼などの祝儀は良くない日。悪縁を断ち切るにはよい日
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  • 大安(たいあん)
    万事に用いて吉。結婚式には特に良いとされてます
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  • 赤口(しゃっこう・せきぐち)
    午前・午後は凶。正午のみ吉。祝い事には大凶。仏滅が物事の消滅であるのに対し、赤口は万事消滅をあらわす。特に火の元に注意。

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