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龍と鳳凰

鳳凰は古来から瑞生の象徴として親しまれてきた伝説上の生物で、神聖な天の地位を表します。この鳳凰という名ですが、雄を「鳳」、雌を「凰」と呼び、雌雄まとめて鳳凰と呼ぶのです。鳳凰は成長、利益、そして幸福な状態を表すことから結婚やビジネスのお祝いでよく使われる縁起物で、龍と対で描かれることが多いです。

ではその龍と鳳凰の関係はというと、鳳凰単体では『陽』で、龍とのついでは女性的なシンボルとして『陰』に転じます。それぞれを見てみます。

龍は人間が大好きで、人を選ばず人々のために雲を従えて雨を降らし、何かと人のために働きます。また竜神様へのお祈りは、龍脈を通り光よりも早く確実に届けるそうで(@@)、呼べば来るといったイメージでしょうか。

一方の鳳凰はある特定の人にしか動きません。お高く留まっているというわけではなくて(いえそれも言い方おかしいですね(^_^;))、愛や学びあるものに対して反応しますので、人をジャッジしたり自分を責めてばかりいる人のもとへは鳳凰は訪れてくれないのです。魂の中からの浄化があったり、本当の意味での赦しがあるようでしたら時には祝福してくれます。つまりは成功も幸福も愛あるところに訪れるということなのでしょう。

ちなみに朱雀は鳳凰であるとも言われていますが、朱雀は多種多様な鳥類の特徴を併せ持った伝説上の生物です。伝説の中での鳳凰の鳳には5彩があり、赤を朱雀・黄を鵷雛・青を鸞・紫を鸑鷟・白を鴻鵠ということから、朱雀は鳳凰から派生したものと考えられているようです。そして、炎から生まれたといわれるフェニックスも同じ要素を持つようです。

おまけ
龍と鳳凰がともにあらわれると龍鳳呈祥といって、とても縁起が良くおめでたい吉兆だといわれています。食器や中国の縁起物では、この龍と鳳凰の共柄を目にしますよね♪

龍だけでなく、愛の心で鳳凰からも祝福を受け、周りの人たちに還元できますように

クリスタルオブジェ「昇龍」