カテゴリー別アーカイブ: 2.ガラス工芸

再開すること

ずっと以前に製作を手掛けて途中で彫るのをやめたもの
東郷青児のレダのオマージュ

ある方からのリクエストで、私にとっては東郷青児は未知の世界でした。勿論、レダについてもですが、ダヴィンチのレダはただの白鳥としてしか見てなかったので調べれば調べるほどにびっくりです。東郷青児と宇野千代との関係と重なって、愛欲と言っていいのかな、私にはそんなイメージしか浮かばず居心地の悪い世界だったのです。それでもせっかくいただいたリクエストなのでと彫ってみればわかるかもしれないし、私にできる表現でいいと楽しみに彫っていました。

ところが、現実の世界で、似たようなことに接することがあり、突然彫るのが嫌になりました。
行き場のない作品は、ますます気持ちが遠ざかっていくのです。

あぁ、そうか、私は自分の作品ではなく、オーダーで気持ちや思いを表現するのが好きなんだと思った次第です。

それがわかって数か月、やっぱり再開したいと思えるようになりました。
東郷青児やレダについて今一度調べてみてます。もっと、ふれてみて、今感じることで製作しようと思うのです

マスクが古くなって硬化しているのが心配ですが(^_^;)

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行事いろいろ~端午の節句準備

大寒に向け寒さ厳しくなってますが、昨日はほんの少しだけ緩やかなお天気でした。今日は晴れとのこと。どんと焼きをされるところも多いようなので良かったです(^^) 昔は家の庭でどんと焼きをしていたところが多数ありました。今はそんなことをしようものなら警察に通報されますし、消防法や条例などがあるのでNGです。

どんと焼き(左義長)は、全国各地で明日14日以降も開催するところがあるようです。
全国の左義長・どんと焼き一覧

1月は昔ながらの行事が多いですね。後世につないでいけるのはすばらしいことです。そんな残したい行事の一つに五節句があり、そのうちの桃の節句と端午の節句は今頃から準備を始められてらっしゃいます。節句人形や兜など子供の健やかな成長を願う一生ものなので時間をかけて慎重になるのもわかります。

アトリエピジョンではガラスに彫ることが専門なので、人形を製作することは出来ないのですが、ガラスのオブジェに人形や兜を彫っています。昨今は本当に多種多様化したお飾りが多いです。全体的にはコンパクトになったものが多いように思います。

以前ご依頼いただいた内飾りとなる兜の一点ものです


下部のほうにはお名前と節供記念の文言及び日付などを彫ってます

こちらは伊達政宗公のもの

オーダーメイドでデザインより1点ものでご検討される場合は、お早めにご相談くださいね
お問い合わせ

 

五節句(五節供)

節句は季節の節目に、無病息災、立身出世などを願い特別な食物をいただいて邪気祓いなどを行う行事で、江戸幕府が公的な行事として定めたものが今でも受けつかれています。

  • 人日(じんじつ)の節句 ― 1月7日、正月行事の一つで七草粥をいただいて邪気を祓い無病息災を願う
  • 上巳の節句[桃の節句] ― 3月3日、女の子の誕生を祝い健やかなを願う
  • 端午の節句 ― 5月5日、男の子の誕生を祝い、健やかな成長と立身出世を願う
  • 七夕(しちせき)の節句 ― 7月7日、裁縫や書道の上達を願い素麺をいただいたり、短冊に願いを込めて笹に飾る
  • 重陽の節句 ― 9月9日、宮中でや寺院などで菊を鑑賞する行事が行われている。長寿を祝う

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顔の彫刻(キャラクター化したものなら白目も気にならない)

かなり以前の製作品です。サンプルに彫ったものです。
顔を彫る際、このペコちゃんのようなキャラクター目はデフォルメされているので白目でも気にならないのですが、写真や割とリアルなイラストになるとかなりの白目で怖いです。

髪の毛も白いと白髪に見えてしまいます。
写真の彫刻方法が段差を使った工芸彫刻のため、目や髪の毛を彫る必要がありましたが、彫刻方法などを変更することで白目に見えないようにすることも可能です。

と言っても彫るものに寄ってしまうので、その時々でご相談させていただきます

著作権の侵害に当たるものは制作できないので、ご了承くださいませ

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ガラスの断捨離と酒盃(四君子の蘭)


酒盃 -蘭(四君子)- ガラス彫刻工芸作家:ゆかい作

11月から始めた断捨離もそろそろ終わりです。大量の本と大量のガラス類。ガラスのほとんどはキズなどがあってサンプル用にと思ってたものです。が、形は古く、カバーできそうにない傷が多かったので廃棄です

まぁ、あること自体も奥のほうにしまっていたのでわからなかったので、潔いものです(^_^) 十分に生まれ変わらせることができるものは寄付品に。その他工芸ガラス類は年が明けましたら個別に案内をさせて頂きます。半端ものばかりで、そろったものがなく、詳細ページは作成しません。

こんなものが欲しいというものがあれば、お気軽にお問い合わせくださいね

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一輪挿しー心を整える修行ー


一輪挿し ガラス彫刻工芸作家:ゆかい作

かなり古い作品です。厚みのある花器で27センチもあるのに口部が20mmしかないものだから、一輪挿しとして活用するしかないものです。

ガラス彫刻工芸作家さんの多くは厚みのあるガラスを深く彫るのが好き。私はどちらともいえず、でもちょっと圧力がかかると台無しにしてしまう「ぼかし彫り」が多いかもしれません。緊張感があっていいですよー。というのは冗談で、すでに成形されているガラスの美しさをできれば残したいとどこかで思っているからです。それともう一つ、シンプルというか何もないのも大好きだからです。じゃぁ、彫るなと言われたらそれまでですが(^_^) やっぱり、彫りたいのです(笑)

さて、そんな私ですが、深く彫るのも好きです。写真のものはそれほどでもなく深いところで2㎜強ぐらいで、深く彫るときは1cm以上彫り込みます。彫っているうちに彫刻家のような気分(想像にすぎませんが)になる気がしてます。

彫るってすごいことなんですよ。すでにあるものを削り落としていくのですから、美しくなるために化粧やらアクセサリーをつけるのと逆です。削り落として表出させるんですね。

それは、モチーフとしての意匠的なものだけではなく、審美であったり、思いまでも表現するわけですね。丸裸!気持ちが落ち着かないと表現できないのはこのためなのでしょうね。心を整える修行はまだまだ続きそうです

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サンドブラストでできること


サラブレッド・オールドグラス ガラス彫刻工芸作家:西田雅之作

ガラス工芸というと多くの方が切子やトンボ玉、吹きガラスなどを想像されます。サンドブラストと言っても、まだまだご存じない方のほうが圧倒的に多いのです。そんなこんなで、ガラス彫刻工芸と言ってもピンとこず、ガラスアートやガラスエッチングといったほうが若干認知度は高いみたいです(^_^;)

エッチングは酸で腐食させるので、工法が違うのだけれど、仕上がりは似てますね。
上の写真の馬がサンドブラストで彫った部分です。その周りにある薄く削れた水玉は切子技法を使っています

さて、そんな細かいことは良しとして、サンドブラストではほぼ出来ないことがあります。それは希望されるガラスの形状を作ること。サンドブラストは成形されているガラスを削っていく方法なので、厳密にいえば彫刻のように削っていけば希望する形に近いものはできます。ただし、削ると多孔質になり透明感はありません。それに、工程が大変でとんでもなく高価になります。

ですので、ガラス細工を作ってほしいとご希望されたときは、吹きガラスの工房さんをご紹介することもあります。ただし、ご希望の形が成形できるかどうかは工房により違い、問い合わせだけになってしまい、お問い合わせいただいた方にも工房さんにもご迷惑をかけてしまうので、最近ではご紹介してません。

もしインスタグラムやツイッターをされているようでしたら、ハッシュタグでガラス工芸や吹きガラスなど探してみてくださいね。素敵な作家さんがたくさんいらっしゃいます♡

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新年の干支グラス -亥-


えとの冷酒グラス ガラス彫刻工芸作家:西田雅之作

年末年始のご挨拶に、新年の干支の亥を彫った酒グラス
少しづつ飲むのにちょうどよい大きさで、お酒を大切に味わっていただきたい方に向いてます。

年末年始のご挨拶、昔は足を棒にして回ってた方は多かったですが、今はどうなのでしょうか。
寒い中、お運びいただけることはとてもありがたいことですね。感謝

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いよいよ2018年も終わりに近づきました。
平成最後の12月、と言っても毎日毎時間毎分、、、一分一秒が同じときはない。
こういう節目はその忘れかけてたことを意識させてくれるから、ありがたいです。

平成の30年間、私にとっては青春~中年で、学ぶことが多く、若い時よりももっと学ばなければという意識が生まれました。学生の時、ほとんど寝てて、もったいない時間を過ごしました。まぁ、それも人生なので、後悔なし。

残りの時間を大切にしたいと思います。

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カラーのビアグラス—近く変更します

カラーの季節ではないのですが、カラーは人気の高い花で、メッセージに添えてワンポイントデザインにご希望される方は多いです。シンプルだし、清楚な感じがするので私も大好きです。

ガラス彫刻工芸を始めたころ、バラは難しいよと聞いていたのでカラーを彫ってみました。確かにパーツが少ないので彫りやすいといえば彫りやすいんです。でも少し慣れてくるとカラーのようなシンプルなものこそ彫りの技術が出るんじゃないのと思うようになりました。

それも深く彫るときにより出やすいかも。

写真のグラスは切子などに使う被せ(きせ)ガラスで、色の違う二層になっています。下地がスキ(透明)で上がブルー。白っぽく見えているところがたくさん彫った部分です。被せの生地が薄いので深さを使った表現はできません。はじめたころの表現でもうかれこれ18年変えてません。

生地の値上がりもあって、2019年からいま主流にしている彫り方とデザインに変更します。価格も少しアップさせていただきます。


カラーブーケの天開ビアグラス

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板ガラスから工芸製作したガラスの箸置き。ちょっとだけ製作工程

何度かこのブログで登場した元木庸子氏の箸置き

私が大好きなアイテムの一つなので、ついついその良さを話してしまいたくなります。板ガラスを切り出すところから製作が始まって様々な工程を経て出来上がるもの。同じ釜を持っていますが、私はその工程をしようと思えないのです(^_^) 工程もさることながら庸子さんのカラーが入っているというか、それはどんなに似せようと思っても二番煎じになるからです。

ですので、私はもっぱら使う側。そして、ご希望されるお祝い品などに合いそうな場合におすすめするのみ

工程をちょっとだけ写真でシェアしますね


↑ 一度目の窯入れ


↑ 二度目の窯入れ
下にモールドがあって、これで丸味をだします


放熱後、サンドブラストでお花を彫って、一部を丁寧にペーパーで磨きます

 

ガラスのお箸置き
ガラスのお箸置き 空

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ユングフラウヨッホのグラス


ロックグラス ユングフラウヨッホ

大好きなグラス。
同じ作家として、デザインや目の付け所が素敵だなとあこがれています。
床の間に飾っておくものではなくて、使用するときに楽しんだりうっとりしたり、そんなことができる西田雅之氏の作品の中で、ご依頼者からの評価も高いものです。

エグゼクティブな方々へご就任のお祝いにご依頼いただいていて、その評価にあやかりたい(^^)

グラスの素材自体も高品質、そしてこれ自体が縁起の良いものになるよう祈りを込めて、大切にお届けしたいと思います。

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