就任と昇進(昇任、昇格、昇級との違いも)

ご質問から

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家族が部長に昇進したのですが、
熨斗の表書きは『御就任御祝』でよいのでしょうか?

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A:ご家族の場合、「ご昇進お祝い」や「ご就任お祝い」どちらでも使えます。メッセージ入りのものなら、単に「御祝」でも多くご使用される表書きです。


就任と昇進は、言葉が似ているので迷ってしまうところですね。また同じ「昇」とつく昇任や昇格、昇級などの言葉もあり、さらに複雑になりそうです。

まずは、それぞれの言葉をWEB辞書で引いてみると

就任:新しく、ある任務・職務につくこと
昇任:役が上になること。また、上の官にのぼせること。
昇格:格式・地位などが上がること。
昇進:官位・地位があがって行くこと。

辞書だけだとこんがらがりそうです(^_^;)
ご利用いただく事例と、のしの表書きや彫刻の文言になる言葉のご案内しますね

  • 就任:新しく任務・職務につくことで、必ずしも昇進が伴うわけではありません。例えば、営業部長が人事部長に移動などの横滑りのときでも、人事部長就任のように「就任」を使います。社内、社外問わず、新しい職に就いたときのお祝いの文言としてひろくつかわれる言葉です。
    <利用例>
    取引先の新社長就任に時計に文字入れでお祝い、同門の教授就任にお祝い
    のしは「御就任御祝」「祝 教授ご就任」など
    .
  • 昇任:主に公務員などの公的な仕事で使われるもので、官位に就いたり役が上がること。一般の会社では昇進にあたるものです
    <利用例>
    部長から局長への昇任のお祝いに有志でフォトフレームの記念品
    のしは「御昇任御祝」「御祝」など
    .
  • 昇進社内での職位(役職)が上がること。平社員から主任といった肩書がつくことから役員の職位があがることまで幅広く使われます。主に社内や家族など身内で使い、先様が取引先の場合は就任を使います
    <利用例>
    チームメンバーの部長昇進にメンバーから記念品
    のしは「昇進お祝い」「御昇進御祝」「昇進記念」など
    .  
  • 昇格社内での資格や評価が上がること。昇進と間違われやすいのですが、肩書がついたり上がるものではなく、その人の格式や階級が上がることをさします。評価方法のひとつで職能資格制度を取り入れている企業があり、この評価によって給与や役職を決定します。昇格しても必ずしも昇進が伴うものではないので、肩書はそのままの場合もあります。また、昇格しても社外の人にはわかりません
    <利用例>
    社内アワードで昇格記念として階級をいれたペーパーウエイトの記念品
    のしは「記念品」「御祝」など
    . 
  • 昇級:文字通り等級があがることで昇格と同様の意味に使われます。会社独自で設けられた制度などで等級を使用している場合に使われていて、等級を使ったものでも「昇格試験」などという場合が多いです。また、公務員の給与は○級○号給と示され、昇格はこの〇級が上がることで、昇級は号給が上がることを示します。
    <利用例>
    社内制度での昇級に等級をいれた記念品、柔道の昇級お祝いなど

    熨斗は「祝 ●●等級取得」「 ●●級合格お祝い」など


熨斗のあれこれ

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