カテゴリー別アーカイブ: 4.マナー

上司への贈り物のタブー-お問い合わせより

本日もお問い合わせから
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上司の就任祝いに時計を考えているのですが
失礼はないでしょうか

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上司や目上の方への贈り物に失礼があってはならないと、大変に気を遣うところですね。

昔からの古いしきたりでは、現金生活必需品は施しになり、靴下は「相手を踏みつける」として目上の方への贈り物にタブーとされてきました。

比較的新しいものとしては、は「もっと勤勉に働いて」「精進を」、ベルトは「腹を締めてかかりなさい」「気を抜くな」という意味があります。文具品などさえもNGとされていることもあります。また、時計では腕時計が時を正確に刻むモノを身につけることから「勤勉に」との意味合いがあり、タブーとされています。時計なら置時計や掛け時計に変えるのがいいですね。

ただし、現金以外は上記のどれもがお祝い品として人気のあるアイテムとしてあがっているもので、考えてしまいます。

贈り物の最大の目的は、先様を祝福したり喜んでもらうこと。先様が喜んでいただけることを考えると、ご本人のリクエストであればタブーとされるものでも問題ありません。反対に古いしきたりを重んじられる方には、タブーとされているものは避けたほうが良いでしょう

モノに意味合いを込めるのは日本人の長所でもあります。
それがタブーとされる意味だけでなく、モノの持つ長所も見たいところ。物事は長短、善悪、明暗一対で、状況により変わります。先様に合わせてその贈り物の意味も添えてお贈り出来ればよいですね。

冒頭のお問い合わせの方は、上司へブルーアースデスククロックをご依頼いただきました。
青い地球が海外でも活躍している上司にぴったりだったということで、そのことをお伝えされたそうです


ブルーアースデスククロック

ちなみに掛け時計は、新築祝いとしてなら壁に穴をあける必要があり、これもタブーとされてます。

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寺と神社 – 門戸厄神は・・・

門戸厄神さんのおひざ元に事務所を構えさせてもらって19年目。有店舗時代も門戸厄神の近くでしたので引っ越しても変わらずです。

19年間門戸厄神さんにお参りに行っており、何年も神社と思いこんでいて、神社のしきたりで参拝していました(^_^;) 神とつけば神社と思い込んでた自分がちょっと恥ずかしいことです。なぜ、疑問に思えたかと言えば、「東光寺」と名称にあったからです。

ん?神社じゃなくてお寺??疑問がわいてきます。そして何年前だったか調べてみてお寺だということが判明したのです。

門戸厄神さんのHPにこんなQ&Aがありました。

Q. 門戸厄神はお寺ですか?神社ですか?

A. 松泰山東光寺という高野山真言宗のお寺です。門戸に居られる厄神明王様のことを親しみを込めて、門戸の厄神さん「門戸厄神」と呼ばれる様になりました。

私だけじゃなかったんですね(ほっ)
ちなみに門戸厄神さんは日本三大厄神さんの代表格?の一つ。他の石清水八幡宮(京都府八幡市)と天野明神(和歌山県伊都郡)はどちらも神社なのだそうです。これもプチびっくり

神社とお寺の違いが分かりやすくまとめられたサイトを見つけました

最近特に思うこと、
やらないよりやったほうがよいけれど、ちゃんと理解してやることはとても大切だなと。不勉強なことがたくさんあって、学びはずっと続きます。少しづつシェア出来たら嬉しいです

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お年賀を贈るのは松の内(1/7)までです。喪中はどうする

あっという間に3が日が過ぎ、明日は小寒
そして、明後日の7日で※1へ)が取れます。

お正月行事はたくさんあって、多くが松の内にする必要があります。新年のご挨拶「お年賀」もその一つ。年賀状でのご挨拶やお年賀の品を持参して挨拶に伺ったりします。
忙しい現代人ですから訪問は先方との日程が付かずのうちに松が明ける時期になってしまうかもしれません。出来れば松の内にお届けしたいものですが、もし過ぎた場合は、「お年賀」としてではなく、「寒中見舞い」としてお届けします。

寒中お見舞い=喪中では?という質問がありましたが、喪中には新年を祝う年賀はしませんので、文字通り寒さ厳しい中での先方を気遣うご挨拶をします。年賀状とは別物のご挨拶なので、寒中見舞いだからと言って喪中とは限らないのです。ちなみに、寒中見舞いの期間は、小寒(2019年は1月6日)~立春(2月4日)。

松の内(門松を飾る期間をいいます)
平安時代ごろより「松は歳神様を家に迎え入れるための依り代(家の中では鏡餅が神様の依り代となります)」として、新年に門松を飾られるようになったのが由来で現代でも受け継がれています。門松を飾る期間は松迎えの12月13日から1月7日まで(関西では一部の地域が1月15日まで)となります。

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落成と竣工の違い -お問い合わせより-

お問い合わせより
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「祝 落成」とすべきか「祝 竣工」のどちらがよいでしょうか

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「落成」と「竣工」は似た言葉で、迷ってしまいますね。
辞書を調べると意味はほぼ同じなのですが、辞書により意味合いが逆になっているものもあります。実際に同じような建物の完成で「落成」「竣工」どちらの言葉の使用を見受けられました。

使い分けをされている方は立場の違いでみておられるようです。「竣工」は工事そのものの完了を示し、「落成」は工事の完了によって建築物が出来上がること。ですので、施工した業者側は竣工、施主から見た場合は落成となります。土木工事に関しては施主であっても竣工を使います。
ただし、辞書によって、これが全く反対の意味になっていました。この辺りは難しいですね

お知らせには「落成」や「竣工」などの文言が記載されているかと思いますので、その言葉を使われるのが一番良いように思います。

まだまだ調べ足りておりませんので、また新たな情報がありましたら追記します

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●落成式と竣工式の違いについて

 落成式
  社屋などの建築物が完成し、取引先などの関係者に報告しお披露目をします
 竣工式  工事が完了完成し、関係者への報告(お披露目することも)と神事を行います

余談ですが、「落成」はこけら(木の屑)を落として完成というところからきているようです。こけら落としの語源ですね。

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役職名につける「様」はあり?

呼び捨てにしているような感じがして役職名だけではもの足らずつい「社長様」と言ってしまいそうになる言葉。けれど、役職名には「様」をつけません。役職名が敬称なので「様」をつけると二重敬称になってしまうからです。

そもそも「様」は、方向を示す「さ」とそれにつける接語の「ま」の合わさった言葉で、人や神仏など人に類するものにつけます。神様・仏様がそうですよね。会社でも〇〇株式会社様といった使い方をされます(宛名や文書では〇〇株式会社御中が一般的)

様をつけたい場合は、
「〇〇部長様」ではなく、「部長の〇〇様」とします。

と、ここまでは一般的なマナーなのですが、昨今では「〇〇社長様」など広く使われているようです。マナーは時代とともに少しづつ変わってます。とはいえ昔ながらのマナーを大切にされている方にとって、受け入れがたいのも事実。せっかくの敬称も先様に受け入れられなければ台無しですから、相手やシチュエーションなどに合わせることも大切でしょう

関連記事 「殿」と「様」 どちらが正しい?

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11月 季節の挨拶に使う言葉

秋が深まるこの季節。時候の挨拶は日々変化します。また寒暖の差も激しいことから、時候の挨拶は折々の様子をうかがって記載したいものですね

  • 時候の挨拶
    上旬:立冬の候 / 深秋の候 / 深冷の候 / 晩秋の候 / 錦秋のみぎり / 寒気とみに加わる頃 / 鮮やかな紅葉の折 / 庭の草木も日ごとに色づいて参りました /
    中旬:晩秋の候 / 暮秋のみぎり / 時雨の候 / 冷雨の候 / 霜月 / 初霜の知らせが届く時期となりました / 霜枯れの季節 / 秋気いよいよ深く / 冷気日ごとに加わり /
    下旬:小雪のみぎり / 向寒の候 / 霜寒の折 / 初冬の候 / 落ち葉舞う今日このごろ / 残菊の候 / 朝夕めっきり冷え込む季節になりました / 紅葉もようやく色褪せて
    11月全般:小春日和の候 / 菊花薫る季節 / 菊の香りただよるこのごろ / 白菊の香り高い今日この頃 /
  • 二十四節気
    立冬:二十四節気。この日から冬の季節に入ります(立春の前日まで)
    小雪:二十四節気。冷ゆるが故に雨も雪となりてくだるがゆへ也(暦便覧)
  • 結びの句
    寒気厳しくなる折、皆様のご健勝を心よりお祈りいたしております。
    日ごとに寒さもつのってまいります。どうぞご自愛なさってください。
    季節の変わり目でございますから、くれぐれもお体にはお気をつけくださいますよう。

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旦那、夫、妻、嫁などの知っておきたい使い分け

主人、旦那、嫁、妻など配偶者の呼称はたくさんあり、ご自身が使う場合、相手に対して使う場合、シチュエーションによってなど使い分けとなると、さらに複雑です。

特にビジネスの場では、スマートに使いたいものですよね
それぞれの呼称の意味やシチュエーションなどの使い分け方をご紹介します。

    ■ 女性配偶者

  • ・・・関西ではよく使われるものの、嫁は息子のお嫁さんといった意味合いが強いので、自分の配偶者に対して使うにはふさわしくないと思う人も
  • 奥さん・・・他者へは優しい印象があります。目上の方や公式の場では「奥様」がふさわしいです。一方、自分の配偶者に「さん」づけに異論を唱える人は多いです。
  • ・・・一般的な呼び方で、上下関係がないのでうけいれやすい
  • 家内・・・これも一般的なのですが、年配の方に多いかも。
  • 女房・・・昭和のイメージのある呼び方?
  • 細君・・・年配の方がご自身の妻を呼ぶときに使われます。最近ではあまり聞かなくなったように思います。

 

    ■ 双方の配偶者に

  • つれあい・・・妻夫共に自分の配偶者に対して。「つれあいに先立たれる」といった使い方などあって、長年連れ合ってきた相手を呼ぶイメージです
  • 相方・・・関西に多いパターンで正式な場では避けたほうが良さそう
  • パートナー・・・依存関係がなく、中立的な呼び方。一方で仕事のパートナーや婚姻関係になくても通じることからイメージがつきづらい

 

    ■ 男性配偶者

  • 主人・・・もっとも一般的で正式な呼称。他人や自分の配偶者にも使われます。他人の夫には、”ご”と”様”をつけて「ご主人様」
  • ・・・一般的な呼称で、自分の配偶者に対して使います。妻に対して夫
  • 旦那・・・他人や自分の配偶者に対して使います。他人の配偶者の場合は「旦那様」と敬称も付けます。もともとは面倒を見てくれる敬う相手に対して使っていた呼称ですが、現代では砕けた言い方になっているので、目上の方には使いません
  • 亭主・・・女房に対して亭主で、同じく少し古臭い昭和のイメージ

 

まとめてみると、正式な場(目上の方や公式の場)では

  1. 自分の配偶者に対しては
    「妻」「夫」または「家内」「主人」を使います
  2. 他人の配偶者に対しては
    「奥様」「ご主人様」を使います。「旦那様」も親しい間柄ならOKです(「旦那」は面倒をみたり施しをする人という意味で、昔は主人よりも敬った呼称でしたが、現代では昔とは逆に少し砕けた印象に見られてしまうので、迷ったら「ご主人様」を使うのがよいでしょう)

正式なもので「主人」や「旦那」が使われているのですが、その意味合いから抵抗がある方も多いようです。主人は、仕えるという意味で、男女平等から考えると仕えているわけではないし!と思ってしまうのですね。また、「奥様」であれば、奥に控えているという意味から、他人から奥さんと言われると抵抗がある方がいらっしゃいます。

ご自身の配偶者であれば、上下関係のない「妻」「夫」
他人の配偶者に対してどうしても上下関係のある呼称が一般的なので、相手をみてお名前で呼ぶなど臨機応変に対応されるとよいでしょう

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「ご笑納ください」は目上の人には

お問い合わせより
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最後に付け加える言葉に
「お納めください」や「ご笑納ください」は
おかしいですか?

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以前の記事で、これに関したことを記載していますが、ご質問の方は先様がお世話になった目上の方ということで「ご笑納」は避けたほうが良い言葉です。

  • お納めください
    先方に受け取ってもらい、それをしまっていただく際に使われる敬語です。お礼の品やお中元・お歳暮、記念品などを贈呈するときに使用します。正式な場で価値あるものとしてお贈りするのに使われるものなので、目上の方にももちろん失礼はありません
  • ご笑納ください
    こちらは、「つまらない物ですが笑って納めてください」といった意味合いの言葉で、謙遜ではありますが、大したものではないと前置きしてしまってます。こういったこともあり、目上の方への言葉としては不適切です。友人など気軽な関係の方への贈り物に、相手に気を使わせない配慮として使うにはよいでしょう

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初めてのビジネスギフトでどうしたらよいか

お問い合わせより

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こういったお祝いは初めてなので
包装とかメッセージとかどうしてよいのかわかりません。
教えていただけますか

(取引先の就任お祝いにロゴ入りグラスをご依頼)

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ご依頼者様は、取引先様の子会社的な会社で、就任された方は担当者の上司とのことでした。ですので畏まったもののほうが良いとのことで、包装はのし包装。
彫刻内容は相談の結果、お相手様のお名前やメッセージよりも記念となるようにしたいとのこと。ロゴデーターもあるので、先様のロゴとご就任記念の日付と「祝 社長御就任」の文字だけとなりました。

熨斗については こちらから↓↓↓

子供のころは友達の誕生日や母の日・父の日、クリスマスなどでプレゼントを贈ることが多かった方も、ビジネスシーンとなるとギフトの不安は多いようです。ビジネスシーンでもパーソナルなものと同様に様々なシーンでギフトを贈る機会は多いです。

ビジネスシーンでの贈るギフトで多くの方が心配されるのがマナー
贈ったものが喜ばれるかよりも、マナー違反と思われるほうがより心配なのですね。
それもそのはず。取引上のお相手だと、常識がないと思われれば、今後のビジネスでも「信用して任せられない」と思わせてしまうかもしれませんし、せっかくのご縁を間違った対応で台無しにしてしまうかもしれません。

しかしながら、こういう大切なギフトだからこそ、相手様に喜んでいただければ、ご縁が深まったり信頼が高まることもあり。喜んでいただくために大切なことはマナーはもちろんですが、忘れてならないのは「思い」でしょう。思いが欠ければ、どんなにマナーがよかったとしても、ただの儀礼的なものとなってしまいます。

私たちにとっても初めてのシーンはたくさんあります。一緒に考えて喜んでいただけるようにしたいです

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「お返し」は必要?悩む前に

気持ちを込めてくださった贈り物、相手の方には感謝の気持ちを込めてお礼をしたいものですね。贈り物は、いただきっぱなしということはありませんが、感謝の気持ちをお伝えし喜んでいただくためにもお返しのマナーは押さえておきましょう。

◆お返しの時期

  • 即~1週間以内
    贈り物をいただいたら、特に宅配などは無事に手元に届いたお知らせもかねて、すぐにお礼の電話やはがきを出します。「御祝をいただきありがとうございます」など簡単な言葉でも送った側とすれば、安心します。
  • 1週間後~1か月以内
    金品はできるだけ1か月以内に贈ります。特にすぐにお礼の電話などができなかった場合、相手にとって「贈ったものが気に入らなかったのかも」など気をやきもきさせてしまいます。かといって早すぎるのは、シーンによってはもらうのを想定していたようでなんだか計画的な印象をうけそうです。まずはお礼をお電話で伝えて、1週間後以降にお返しを贈ります。
  • 相手が海外出張中とか喪中などタイミングもあり贈ることができないこともありますよね。そういった場合は、相手の状況を考慮

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◆金額の目安

  • 基本は半返し
  • 品物ではいただいたものの金額がわからない、相手がこちらの物入りの状況を見て大目に包んでくれていたり、お祝い返しを拒否されたときなど、会食やコンペなどのを設けたり、シチュエーションによって検討します。

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◆お返しの名目

  • お礼
    お祝いやご祝儀の金品をいただいたお礼、贈り物やお土産をいただいたお礼、お世話になった方へのお礼、お見舞いのお礼など。
  • お多芽
    結納、結婚祝いなどの贈り物を頂いたお礼(関西)
  • お中元・お歳暮
    日頃の感謝のお礼。中元・歳暮はそれぞれに贈る時期があり、日頃のお礼ですから早めに用意します。それでも時期を外した場合は、お中元は「残暑御見舞/残暑御伺」、お歳暮は「寒中御見舞」で対応します。また、お中元やお歳暮は、一回きりということはなく3年は続けるのが一般的。1回きりなら「御礼」の名目でお返しします
  • 内祝い
    結婚・出産・入学・進学・新築・お見舞いいただいて退院や完治した場合。また内祝いはお祝いをいただいた場合だけでなく、本来お祝いごとのあった家がご近所や親戚など親しい人たちと幸せを分かち合うために贈るものです。内祝い=お返しではありません
  • 香典

※お返しの名目に「お返し」という言葉は使用しません。感謝の気持ちをお伝えすることが目的なので、マナーは大切ですが儀礼的なお返しとならないように気を付けましょう

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