カテゴリー別アーカイブ: 6.縁起

朔(new moon)

今日は陰暦の朔日(さくじつ・ついたち)

朔は英語ではnew moon で新月と同じです。月と太陽が地球から見た見かけ上の通り道が等しくなる時刻がこの朔で、朔がある日を朔日と言います。陰暦では、朔日を月の始まりである1日とし、月の満ち欠けによる「月立ち」が転じて「ついたち」と呼ぶようになり朔日を「ついたち」とも読むようになりました。

さて、新月について
新月は文字通り新しいことを始めるのに適しているものの、その分緊張感が高まる時。月には詳しくない私ですが太陽とは違って見えない部分をさとしてくれているように感じています。月の満ち欠けは感情の変化に敏感で、とても神秘的ですね


三日月です(^^)

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餞別と土産の由来

取引先やご親戚など訪問時のご挨拶に、手土産をご依頼いただきます。お客様からの「手土産」という言葉にふと思うことがありました。そもそも土産というのは土地の特産品を指す言葉。ガラスのオーダーメイドギフトなので、土地の特産品とはいえませんね(^^;)

で、何気に「みやげ」の語源が気になり調べてみました。

昔、農民たちにとって伊勢神宮参拝はわずかに許された村の外に出る機会でした。ところが、参拝には時間もお金もかかります。ですので、気軽にお伊勢さん参りができたわけではないのです。そこで参拝に出かける人がいれば、餞別を渡して自分の祈願を頼みます。参拝者は「宮笥(みやけ・みやこけ)」というお札を貼る板や箱を村人に持って帰ります。

これがお伊勢講と呼ばれる仕組みで、出資者を集めて代表が伊勢参りに行くといったものなのですね。また、このときの出資が餞別の由来ともなっています。そして、持ち帰った宮笥がお伊勢参りに行ったぞーという証。もうお分かりの通り、宮笥が土産の語源です。

こうして伊勢参りがはやり、伊勢神宮ではいつしか参拝客目当ての出店が増えていきます。これらの品々も含めて「みやけ(げ)」と呼ばれるようになりました。土地の特産品などを扱っていることから、「みやげ」に「土産」という文字があてられるようになったのだそうです

「土産」は、そのままだと読めない当て字。知らなければ読めないですもんね

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10月の和風名月

神無月(かんなづき、かみなしづき)
神在月(かみありづき)
神去月(かみさりづき)
日本全国の八百万の神々が出雲に集まる月をいいます。出雲では神様が集まって一年のことを話し合います。そのため、出雲以外の地では神様が留守になるので神無月といいますが、出雲では神在月(旧暦10月)と言います。もとは旧暦10月の呼称だった神無月は新暦での別称としても使われています。
出雲大社では旧暦10月にあたる11月に全国から集まる神様をお迎えする「神迎祭(かみむかえさい)」、神様の滞在時の「神在祭(かみありさい)」、神様をお見送りする「神等去出祭(からさでさい)」が行われます。

「かんなづき」の語源となるそのほかの説
神嘗月(かんなめづき):新嘗(にいなめ)の準備をする月
神な月(かみなづき):神の月
雷無月(かみなかりづき):雷のならない月
醸成月(かみなしづき):新穀で新酒を醸す月

豊穣の月、神様が次の準備のために動いてくださっていること、とてもありがたく感謝の月ですね

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花も何もかも枯れ死しても、翌年は見事な萩の花

秋の花と言えば、秋の七草にもある萩がその一つ
ひっそりと咲いて、たくさんの花をつけても全然派手じゃなくて清々しい。凛としているその姿が私は大好きです(*^^*)

萩の花ことばは「思案」「内気」「柔軟な心」。言葉の由来は、地上にでている部分はほとんど枯死し、毎年新しい芽を出すことから「はえぎ(生え芽)」と呼ばれ、それが転じたもの。そういえば、ずっと前にこの話をしたら、ある人から「地上に出てるものがなくなるのなら禿げるが語源では?」と・・・。まぁ、そんな意味ももしかしたら込められているかもしれません(滝汗~)

が、地上に出ていない分には、根があります。
毎年、実りの時期に美しく清廉な花を咲かせるのは、しっかり根付いているいうこと。

地上に出ていない間にしっかり思案し、地上に出てからは柔軟な対応。
すこしばかり龍伝説に似てるかな

動植物の生きざまを見ると、ほんと学ぶところは多いです

萩の花

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六曜とカレンダーとその意味

冠婚葬祭で配慮する六曜(ろくよう・りくよう)
六曜とは、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6つで構成される暦上のものです。大安や仏滅を気にされる方は多いですよね。その日の吉凶を判断するもので、月の満ち欠けや二十四節気のような天文学的なものではなく占い的なものです。

その始まりは中国で、戦に向け一日の吉凶ではなく時間の吉凶を知るために発案されたものです。その名残が今も受け継がれています。ただし、中国で使われていたものとは違って、基本は「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の順で繰り返されますが、カレンダーに割り振る際、旧暦の1日にあてはまる六曜が決まっているため1日には強制的にリセットされるような単純計算でできたもの。リセットされた後は、また旧暦1日から決まった順序で六曜が並んでいくというわけです。

例えば旧暦の8月1日(新暦9月10日)は「友引」と決まっています。前日は赤口なので順番通りならば9月10にちは先勝。ですが、先に決まっているため9月10日の友引から順通りとなります。

占い的要素だけでなく、どこか帳尻合わせ的な要素もあって、六曜の信憑性は低いかもしれません。また、最近では六曜自体がカレンダーにない場合も多いです。

とはいえ、昔ながらの風習を大切にされる方にとっては六曜はやはり大切なもの
ギフトは相手への心配りの一つですから、先様が大切にされていることであわせることもありでしょう


■六曜のそれぞれの意味

  • 先勝(せんしょう・さきかち・せんかち)
    午前が吉、午後が凶。なるべく先まわりして行動することが良しとされる。万事に急ぐことが良い日。
    .
  • 友引(ともびき)
    朝晩は吉、正午のみ凶。「友を引く」ということで葬式は行わない。その他の事では何事も引き分けで勝負のつかない日。
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  • 先負(さきまけ・せんぷ)
    午前が凶、午後が吉。勝負事や急用はなるべく避け、万事控え目が良い。
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  • 仏滅(ぶつめつ)
    物事が終わる(滅する)日。特に婚礼などの祝儀は良くない日。悪縁を断ち切るにはよい日
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  • 大安(たいあん)
    万事に用いて吉。結婚式には特に良いとされてます
    .
  • 赤口(しゃっこう・せきぐち)
    午前・午後は凶。正午のみ吉。祝い事には大凶。仏滅が物事の消滅であるのに対し、赤口は万事消滅をあらわす。特に火の元に注意。

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贈り物の表書き

日本に古くから伝わる表書きや水引き、のしの習慣はルールがとても複雑でわかりにくいもの。表書きの種類はたくさんあり、ネットでも簡単に調べる事が出来ますので、ここでは本来の意味とよくある質問に答えてみます。

●表書きの由来
昔は贈り物をする際に品物と数量を記入した目録をつけていました。表書きはこの目録が変化した形で、時代とともに内容ではなく目的を書くようになりました。
今でも御多織る、御車代や御酒肴料などの表書きは使われていて、その名残がうかがえますね。ですので、表書きは目的に合わせた言葉を選ぶことが大事です。

●四文字はいい?
「祝御結婚」や「快気内祝」「還暦御祝」など、死文字といって四文字になるのを気にされる方があります。これはタブーではなくデパートなどでも採用されているのですが、気にされる場合は「御結婚御祝」「快気之内祝」などのように5文字にしたり、単に「御祝」とするとよいです。また、「御結婚」と右上に小さく中央に「御祝」と大きく書く方法もおすすめです

●相手の名前を書くもの?
基本的には相手の名前は書き入れません。ただし大勢の中の一人に向けてといった場合には、お名前が
必要です。その際、相手のお名前は表書きの左上に書き入れます。連名の場合、通常は目上の者が右から左へ名前を入れるのに対して相手の名前を入れた場合は、相手の名前の下(一番左)が目上の者で右へ書きいれるようにします。つまり通常と並びは反対になります。

●連盟は何名まで?
連名は通常は3名程度までです。それより多くなる場合は、代表者を1名2行にして外一同にします。

●文字は何でも大丈夫?
上記の内容から、目的にあった言葉を選ぶことがとても大事ですが、
ちょっとしたお祝やお礼、ご挨拶にマナーにあった「心ばかり」「松の葉」「花一重」「おはなむけ」「花だより」などの表書きの他「感謝」「ありがとう」「おめでとう」といった言葉も最近ではよく見られるようになりました。
母の日に「優しいお母さんへ 母の日おめでとう」というちょっとしたメッセージなみの表書がみられます。メッセージを書き入れるほどではないけれど思い入った言葉を少し添えたい時にのしの表書を利用するのは素敵な方法かもしれませんね

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白猫の縁起

猫は古来より人とのなじみが深く、天からの癒しの授かりもの。そして、人には見えないものを察知する能力にもたけています。

縁起物としてのネコは「招き猫」の印象が大きすぎるためか、それ以外のネコの縁起については耳にすることが少ないようです。猫が縁起が良いといわれるのは、魔除けや幸運の象徴とされているから。

:暗闇でもきらり光る目のように幸運をつかみ引き寄せる
かぎしっぽ:幸運をつかみやすくしてくれる
白猫:金運、恋愛運、厄除け。白い動物は災厄を引き受けてくれるといわれ、また日本では特に白猫がとても縁起が良いとされています。招き猫に白猫が多いのもうなづけますね
黒猫も白猫と同様に、魔除け・厄除けの意味があり、海外では黒猫のほうが幸運を招いてくれるとされているようです。

といろいろと縁起は在れど、
ねこちゃんが甘えてくれるだけで、最高に幸せな気分になれるんですよねぇ
猫の可愛さは罪深いです(=^^=)

ネコグラス

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8月名称の由来

星の発見や何かを発見・発明すると自分の名前をつけるのは古代から続く人のサガ。今も残っているその名前のおかげで、たくさんのドラマに出会えます。

英語の8月 Augustもまた人名からつけられました。ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥス(Augustus)は、古代ローマ政治家のユリウス・カエサルの養子。そのカエサルに対抗し、8月をSextilis(ラテン語で6の意味)からAugustusと制定。ユリウス・カエサルは 「ブルータスお前もか」で有名なジュリアス・シーザー(Julius Caesar)のラテン語での
呼び名。シーザーは紀元前から16世紀まで1600年以上に渡り使い続けられたユリウス歴を制定した人です。シーザーは自分の生まれ月である7月を自分の名前からJulius(Julyの由来となる)と名付けました。

シーザー、アウグストゥスにより改変された後、ローマ皇帝たちは月に自分の名前を暦につけますが、いずれも元に戻され、残ったのはシーザーとアウグストゥスのみとなりました。

紀元前45年にはじまったユリウス暦の前はローマ歴が存在し1年は355日であり、太陽暦との差が生じていました。 そこで、ユリウス暦でうるう年を設けることで調整されたのです。名称は7、8月以外は、それまで採用されていたローマ歴のままでした

各月の名称と由来です
1月 Januarius ローマ神 ヤヌス
2月 Februarius ローマ慰霊の神 フェブルウス
3月 Martius ローマの軍神 マルス
4月 Aprilis ギリシャ神話 愛の女神 アフロディーテ
5月 Maius ローマ豊穣神 マイア
6月 Junius ローマ結婚の守護神 ジュノー
7月 Julius 古代ローマ政治家 ジュリアス・シーザー
8月 Augustus 古代ローマ初代皇帝 アウグストゥス
9月 September ラテン語で7の「Sept」
10月 October ラテン語で8の「Octo」
11月 November ラテン語で9の「Novem」
12月 December ラテン語で10の「Decem」

これを見るとわかるように9月以降は数字が2か月ずれています。ローマ歴の前は、ヌマ歴というもので1月はMartiusで始まり、7月がSeptember、8月はOctober、9月November、10月December、11月Januarius、12月Februariusとなっていました。9月が9を意味する「Novem」なので納得できますね。

大変革があったのはローマ末期の紀元前153年、ヌマンティア戦争の軍事に備えるため急遽 執政官を選出する必要があり(毎年1月に選出されていた)、2か月速めてJanuariusを1年の始まりにしたからではないかと言われています。

日本の月名称も色々ですが、海外のものも結構複雑ですね(^_^;)

Roman emperor Julius Caesar statue isolated over white background.

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6月30日、夏越の大祓

1年もちょうど折り返しの日となりました。
今日、この日は、半年の間にため込んだ罪・穢れを祓い清めるため、大祓の神事が各地で行われています。大祓は6月30日の「夏越」と12月にある「年越」の年2回。罪は本来の自分の心をくもらせたり惑わせ、穢れは病気や異常食などで神様から頂いた気や体を不浄にし枯らしてしまうもの。

人形の形代に自分の罪穢れを移し清めてもらい、夏越には茅の輪くぐりで罪穢れを祓い無病息災を祈ります。また、京都では夏越の日には水無月を食べて邪気祓いをする習慣もあります。この大祓の行事で身も心も清め、本来の姿に立ち返るのですね。

身も心も清めるには、神様頼みだけではなく、身体のデトックスやお風呂に入ったり、大掃除をします。また、日頃の恩返しをしたり、お世話になった方へのお礼を伝えるなどで、心も清らかにするとよいのだそうです。

 
伝統ある大祓の神事は、さかのぼると平安時代から。そしてもっとさかのぼると、禊と祓いはけがれたら祓うといった随時祓い。大祓でなくとも、日々罪穢れを感じたら、心身ともに清めて必要であればお祓いすればよいのでしょうね

「水無月」三角形の白い外郎は暑気払いの氷、そして上の小豆は厄除け

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身代わり、厄払い?

今回の地震で、家の中が大変なことになったりガラスも割れて、まだ片づけに時間がかかっている方もあるようですね。大切なガラスの置物が割れて、修理ができるわけでもなく限定品なので嘆いている方もいらっしゃいました。でも、被害がひどい中で、大切にされていたガラスが割れただけでけがもなかったのは何よりです。

昔からの言い伝えや風水では、ものが割れるのは「身代わり」や「厄払い」だといいます。
ものには魂が宿ると考えれば納得することが多いのですが、私はみえる人ではないので、そうなんだと信じているだけです。人が見える範囲なんてたかだか知れていますから、どれほどのエネルギーがどのように働いているのかと思うととても深い世界のような気がしてなりません。

みえないものですけれど信じていると、モノを大切にするようになりますし、もし身代わりになってくれたものがあれば感謝が深くなります。気を引き締めるきっかけにもなり、モノを通して、日々の大切なことを学ばせていただいてます。

ともかく、まだまだ余震が心配される中です。どうぞご安全に

人の目では見れない現象の一つについて
アトリエピジョンではお箸置きが1個落ちていただけ、、、のはずが、薄手のガラスが衝撃で(落ちたわけではないです)いくつか割れていました。クリスタル素材の薄いものは繊細なので、共振現象と言って音や振動だけでも割れることはあるのです。

↓ 音での実験動画です

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