月別アーカイブ: 2018年10月

家族(ワンちゃん)の思い出グラス

大切な家族を偲んで

ワンちゃんは大切な家族です。
人の何倍も早く駆け足で一生を過ごします。
大好きな家族と一緒に過ごせて、幸せな犬生だったでしょうね。
そして心には思い出が刻まれてます。

笑顔の家族を記念に・・・

They were good days. Yes, they have been good days.

いい日々だった。そうよ、今もいい日々としてあるわ。
by アガサクリスティ

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龍と鳳凰

鳳凰は古来から瑞生の象徴として親しまれてきた伝説上の生物で、神聖な天の地位を表します。この鳳凰という名ですが、雄を「鳳」、雌を「凰」と呼び、雌雄まとめて鳳凰と呼ぶのです。鳳凰は成長、利益、そして幸福な状態を表すことから結婚やビジネスのお祝いでよく使われる縁起物で、龍と対で描かれることが多いです。

ではその龍と鳳凰の関係はというと、鳳凰単体では『陽』で、龍とのついでは女性的なシンボルとして『陰』に転じます。それぞれを見てみます。

龍は人間が大好きで、人を選ばず人々のために雲を従えて雨を降らし、何かと人のために働きます。また竜神様へのお祈りは、龍脈を通り光よりも早く確実に届けるそうで(@@)、呼べば来るといったイメージでしょうか。

一方の鳳凰はある特定の人にしか動きません。お高く留まっているというわけではなくて(いえそれも言い方おかしいですね(^_^;))、愛や学びあるものに対して反応しますので、人をジャッジしたり自分を責めてばかりいる人のもとへは鳳凰は訪れてくれないのです。魂の中からの浄化があったり、本当の意味での赦しがあるようでしたら時には祝福してくれます。つまりは成功も幸福も愛あるところに訪れるということなのでしょう。

ちなみに朱雀は鳳凰であるとも言われていますが、朱雀は多種多様な鳥類の特徴を併せ持った伝説上の生物です。伝説の中での鳳凰の鳳には5彩があり、赤を朱雀・黄を鵷雛・青を鸞・紫を鸑鷟・白を鴻鵠ということから、朱雀は鳳凰から派生したものと考えられているようです。そして、炎から生まれたといわれるフェニックスも同じ要素を持つようです。

おまけ
龍と鳳凰がともにあらわれると龍鳳呈祥といって、とても縁起が良くおめでたい吉兆だといわれています。食器や中国の縁起物では、この龍と鳳凰の共柄を目にしますよね♪

龍だけでなく、愛の心で鳳凰からも祝福を受け、周りの人たちに還元できますように

クリスタルオブジェ「昇龍」

Good artists copy, great artists steal. -学ぶと真似るー

Good artists copy, great artists steal. Pablo Picasso

優秀な芸術家は模倣し、偉大な芸術家は盗む。

よく学ぶには真似ることと言われます。「まねぶ(学ぶ)」「まねる(真似る)」が同源であるとされるからで、「まなぶ」のまなは「真」で「まことに習(倣)ふ」とします。「ならふ」は「並ぶ」につながり、真に並ぶ(近づく)よう尽くすことが学ぶことなのですね。ちょっと頭がこんがらがってきました(^^;)

つまり、模倣することはそのものに近づこうとすること、そして盗むことができればそれは偉大なものとなるということでしょうか。

盗むという言葉がイメージ悪いのですが、そのものにとって代わるわけですから、生半可なことでは出来ません。ですから、並べるほどに尽くしきることが大事なのですね。

この言葉を残したピカソさん、多くのものを模倣し盗んできたと思うのだけど、その変遷を知りたいです

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天赦日と一粒万倍日

天赦日って、ご存知でしょうか
私はこの仕事をするまで、全く知りませんでした。今も吉日をあまり気にしていないのですが、ギフトにはやはり吉日はつきものなので、まとめてみます。

  • 天赦日(てんしゃにち、てんしゃび)
    日本の暦で最も吉日である大吉日。読んで字のごとく天が罪を赦す日であり、また結婚や開業、引っ越しなど様々な物事を始めるのに相応しい日です。また、お参りにも良い日とされています。天赦日は春夏秋冬に1,2回で年に5,6回となります立春から立夏の前日までは 戊寅の日
    立夏から立秋の前日までは 甲午の日
    立秋から立冬の前日までは 戊申の日
    立冬から立春の前日までは 甲子の日
    .
    天干地支が相和し大吉日とされ、時に婚姻、開店などに用いられる。
    春は戊寅、夏は甲午、秋は戊申、冬は甲子の日(歓喜宝暦より)
  • 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび、いちりゅうまんばいにち)
    一粒のお米から万の米を実らせる様子から、お金や幸せが大きく増えるにつながり、仕事などの種をまくとよい日になります。反面その種が借金であれば、その苦が倍増してしまうため要注意。また、吉日と重なれば一粒万倍日の効果が倍増し、凶日と重なったら半減します。
    .
    正月(丑・午)、2月(酉・寅)、3月(子・卯)、4月(卯・辰)、5月(巳・午)、6月(酉・午)、7月(子・未)、8月(卯・申)、9月(酉・午)、10月(酉・戌)、11月(亥・子)、12月(卯・子)一粒の籾が万倍に実り稲穂になるという吉日。種蒔きのほか、仕事始めや新規開店、お金の支出によい日とされる。(歓喜宝暦より)

その他にも大安吉日などの六曜、金運・財運に縁起の良い巳の日、何事も成就しない凶日である不成就日など、たくさん吉凶はあります。あまり吉凶に左右されるのも行動を留めてしまいかね何のですが縁起担ぎや先様が気にされる方であれば配慮できれば良いですね

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陰徳陽報ー善因善果

陰徳陽報 いんとくようほう

人に知られないで(陰で)善い行いをすると(徳を積む)、
必ず誰の目にもわかる(陽に)よい報いがあるということ

徳を積むとはよく聞く言葉ですが、ただ善行をすればいいというわけではなく、陰徳というところがポイントです。善い行いをしても「ありがとう」の言葉や感謝を求めてしまうのは陰徳になりません。これ、なかなかに難しいことです。

ギフトに携わっていて思うことです。
贈る側(ご依頼者様)からすると、思いも時間もかけた贈物で先方からのリアクションが何もないと不安になってしまうもの。制作&提供側の私も、お届けした品はご満足いただけたのだろうかととても気になるものです。

ずいぶんと前に施設への寄付をしている方に提供していた際に、その寄付者さんが名前を明かさず寄付をしており、先方のご様子も知ることができなかったんですね。ご本人は徳を積もうなんて思ってやっていることではなく、とても立派な行為なのですが、ふと思ったのは寄付がどのように役に立ったかわかれば、次にはもっと役に立てるものが贈れるのではということ。
ギフトのその後が気になるのも似たような気持ちがあって、もし気に入ってもらえなかったらどうにかフォローしようとか、よりよい関係を築きたいとか無意識のうち心が働いているのではと思うのです。

とはいえ、お礼がなかったとか、せっかく〇〇してあげたのにとか、、、そういった押しつけがましいことは、せっかくの思いを台無しにしてしまうので、そこはこの言葉を肝に銘じたいですね

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旦那、夫、妻、嫁などの知っておきたい使い分け

主人、旦那、嫁、妻など配偶者の呼称はたくさんあり、ご自身が使う場合、相手に対して使う場合、シチュエーションによってなど使い分けとなると、さらに複雑です。

特にビジネスの場では、スマートに使いたいものですよね
それぞれの呼称の意味やシチュエーションなどの使い分け方をご紹介します。

    ■ 女性配偶者

  • ・・・関西ではよく使われるものの、嫁は息子のお嫁さんといった意味合いが強いので、自分の配偶者に対して使うにはふさわしくないと思う人も
  • 奥さん・・・他者へは優しい印象があります。目上の方や公式の場では「奥様」がふさわしいです。一方、自分の配偶者に「さん」づけに異論を唱える人は多いです。
  • ・・・一般的な呼び方で、上下関係がないのでうけいれやすい
  • 家内・・・これも一般的なのですが、年配の方に多いかも。
  • 女房・・・昭和のイメージのある呼び方?
  • 細君・・・年配の方がご自身の妻を呼ぶときに使われます。最近ではあまり聞かなくなったように思います。

 

    ■ 双方の配偶者に

  • つれあい・・・妻夫共に自分の配偶者に対して。「つれあいに先立たれる」といった使い方などあって、長年連れ合ってきた相手を呼ぶイメージです
  • 相方・・・関西に多いパターンで正式な場では避けたほうが良さそう
  • パートナー・・・依存関係がなく、中立的な呼び方。一方で仕事のパートナーや婚姻関係になくても通じることからイメージがつきづらい

 

    ■ 男性配偶者

  • 主人・・・もっとも一般的で正式な呼称。他人や自分の配偶者にも使われます。他人の夫には、”ご”と”様”をつけて「ご主人様」
  • ・・・一般的な呼称で、自分の配偶者に対して使います。妻に対して夫
  • 旦那・・・他人や自分の配偶者に対して使います。他人の配偶者の場合は「旦那様」と敬称も付けます。もともとは面倒を見てくれる敬う相手に対して使っていた呼称ですが、現代では砕けた言い方になっているので、目上の方には使いません
  • 亭主・・・女房に対して亭主で、同じく少し古臭い昭和のイメージ

 

まとめてみると、正式な場(目上の方や公式の場)では

  1. 自分の配偶者に対しては
    「妻」「夫」または「家内」「主人」を使います
  2. 他人の配偶者に対しては
    「奥様」「ご主人様」を使います。「旦那様」も親しい間柄ならOKです(「旦那」は面倒をみたり施しをする人という意味で、昔は主人よりも敬った呼称でしたが、現代では昔とは逆に少し砕けた印象に見られてしまうので、迷ったら「ご主人様」を使うのがよいでしょう)

正式なもので「主人」や「旦那」が使われているのですが、その意味合いから抵抗がある方も多いようです。主人は、仕えるという意味で、男女平等から考えると仕えているわけではないし!と思ってしまうのですね。また、「奥様」であれば、奥に控えているという意味から、他人から奥さんと言われると抵抗がある方がいらっしゃいます。

ご自身の配偶者であれば、上下関係のない「妻」「夫」
他人の配偶者に対してどうしても上下関係のある呼称が一般的なので、相手をみてお名前で呼ぶなど臨機応変に対応されるとよいでしょう

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直心(じきしん)- 禅の言葉より –

直 心 じきしん

禅の言葉で、真っすぐな心、素直な心、ものごとに真正面から向き合うこと。
人それぞれに物事に向き合い方が違い、素直になれず何でも斜に構える人がいるかと思えば、たとえ自分に不都合があっても素直に向き合い学ぼうとする人がいます。

簡単なようで、なかなかできないのが直心。けれど、知識や技術、知恵は真っ向から取り組まないと会得できないのです。

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物事は大切なことほどシンプル。
シンプルがゆえに、当たり前に見過ごしていたり、出来ていると思い込んだり…

たった二文字の言葉に、深く考えてしまいます。
しかし、考えるよりも「向き合うこと」なんですよね

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「ご笑納ください」は目上の人には

お問い合わせより
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最後に付け加える言葉に
「お納めください」や「ご笑納ください」は
おかしいですか?

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以前の記事で、これに関したことを記載していますが、ご質問の方は先様がお世話になった目上の方ということで「ご笑納」は避けたほうが良い言葉です。

  • お納めください
    先方に受け取ってもらい、それをしまっていただく際に使われる敬語です。お礼の品やお中元・お歳暮、記念品などを贈呈するときに使用します。正式な場で価値あるものとしてお贈りするのに使われるものなので、目上の方にももちろん失礼はありません
  • ご笑納ください
    こちらは、「つまらない物ですが笑って納めてください」といった意味合いの言葉で、謙遜ではありますが、大したものではないと軽く前置きしてしまってます。こういったこともあり、目上の方への言葉としては不適切とされています。友人など気軽な関係の方への贈り物に、相手に気を使わせない配慮として使うにはよいでしょう

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瑠璃色の百合のグラス

青がお好きな方は多いですね

お問い合わせで、青がお好きな方への贈り物として青のグラスを探されていたおり、切子に使われる被(き)せガラスを彫った百合のグラスがアンティーク調でよいとのことでした。

いろいろお話を伺っていると、青が好きというだけでなく、ブルーグラスでいただく水がエネルギーの浄化をするので良いからと。スピリチュアルで進められているブルーソーラーウォーターのことです。作り方は、インディゴブルーのボトルかグラスに水を注ぎ(金属以外のコルクやラップなどでふたをする)、1時間以上太陽の光のもと置いておきます。これで太陽の光をチャージし、ブルーの色の効果がエネルギーを浄化してくれます。赤だといろいろ調べてみるとガラス全体がインディゴブルーを推奨されていました。

被せガラスは、二色以上の層になっていて彫ると下の層の色が見えます。写真のグラスは、背景の白っぽいところは地色のスキ(透明)ガラスで上層の瑠璃色のガラスが削られてしまった状態です。全体的なインディゴブルーではなくなってしまっているので、多分ブルーソーラーウォーターには向いてませんね。

結局のところ、「好き」を優先して彫刻工芸グラスに決定。でも少しだけでも効果あるかもと百合ではなくたくさん瑠璃色を残せるデザインにしました(^^)

先様が気に入って使ってくださることが一番
それにプラスαがあれば、ちょっと得した気分になれますね

ゆり

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森羅万象、全てはメッセージ

五大に皆響き有り 十界に言語を具す
ごだいにみなひびきあり じっかいにごんごをぐす
六塵悉く文字なり 法身は是れ実相なり
ろくじんことごとくもんじなり ほっしんはこれじっそうなり

「声字実相義」

五大は、「地・水・火・風・空」の自然界のこと
十界は、六道の「地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天」と四聖界の「声聞しょうもん・縁覚えんがく・菩薩・仏」を合わせた人間の心理の境地のこと
六塵は、「色・声・香・味・触・法」で人間が外界から受けるすべての感覚

森羅万象、自然界ではみな響き語りかけます。人のあらゆる心の境地では真理を語る言語があり、私たちの感覚は真理を語る文字なのです。すなわち「仏」とは私たちが生きているこの世界のあるがままの姿なのです。

葉の艶やかさ、花の色や香り、風のにおい、水の清さも冷たさも全てはメッセージ
常に五感を研ぎ澄まして自然に敬意を払い自然の理に従うのです。
いつもたくさんのギフトを受け取っている、そう思えてなりません

あらゆることに感謝ですね

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